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労災保険制度における事業主不服申し立て制度の導入を許すな!全国安全センターが緊急声明2022/10/31

労災認定に対して会社=事業主が不服申立ができる制度が導入されようとしている。 会社の労災隠しや労災否認、被災労働者へのハラスメントや不当解雇が横行している昨今、実質的に、労災認定そのものに対して事業主が不服申立ができるし […]

新型コロナの労災:治療費、休業補償は労災適用されます/お困りの方は相談を。

一般的にも誤解されていることが多いのですが、労災申請のための用紙に事業主証明欄があることから、事業主が証明しなければ、申請できないと思っている労働者がまだまだ多いです。労災をいやがる会社が、証明拒否をして被災労働者に圧力 […]

自主管理による新たな化学物質規制法/2023年4月1日から施行

厚生労働省は2021年7月19日に「職場における化学物質等の管理のあり方に関する検討会報告書(以下、「報告書」)」をとりまとめた。それに基づき、安全衛生法施行規則等の改正する政令や通達が2022年2月と5月に多数発出され […]

韓国・半導体工場労働者のすい臓がんを労災認定/パノリム『半導体の清掃労働者が直面する危険を認めた疾病判定委員会の労災認定判定を歓迎する』

サムソン半導体の華城事業場など、様々な電子産業で約13年間働いて膵臓がんで亡くなった故イ○○さん(以下、故人)が、2022年12月21日、勤労福祉公団ソウル南部業務上疾病判定委員会で業務上疾病と認定された。 故人の業務上 […]

胸膜癒着術から酷い息切れ-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/55 右田孝雄

皆さん、こんにちは。私は相変わらず気持ちは元気です。 しかし、年末の胸膜癒着術から体調の変化は目まぐるしく、先日行った兵庫医科大学病院での造影剤CTの画像では腫瘍は上部に増大しているようでした。 実際体調の変化に気付いた […]

天明佳臣先生(神奈川労災職業病センター所長)を偲ぶ

昨年11月12日、横浜港の波止場会館で天明佳臣先生を偲ぶ会が開かれ、当センターより田島事務局長と片岡が出席した。波止場会館は天明先生とも縁の深い全港湾が闘いによってかちとった施設である。 天明先生は1932年東京生まれ。 […]

☆更新☆労災・職業病 安全衛生 ニュース(~2023年1月)/クボタショックから6年半のアスベスト報道(2005年6月~2011年11月)

※2023年1月までに更新<2023年03月6日> 機関誌「関西労災職業病」の最後のページに掲載している新聞記事からのスクラップ一覧をまとめて掲載しています。 掲載されているのは、1999年12月から2023年1月分(4 […]

支給決定件数3000件超、認定割合98.8%/建設アスベスト給付金(特定石綿被害建設業務労働者等に対する給付金)制度

提訴から13年の闘いを経た2021年5月17日、最初の最高裁判決を受け、同年6月9日に議員立法により「特定石綿被害建設業務労働者等に対する給付金等の支給に関する法律」が成立し、2022年1月19日に完全施行された。 給付 […]

和歌山県田辺市が第三者委員会設置へ/市危機管理局長公務災害死亡の原因調査で

目次事実調査と評価を田辺市議に協力を要請第三者委員会の設置を申し入れ田辺市からの回答 事実調査と評価を 和歌山県田辺市の職員だった中野典昭さんが2018年8月に、台風の対応に当たった後に亡くなって公務災害に認定された件に […]

初めて「印刷業以外」で労災認定/職業性胆管がんの現在2022

職業性胆管がんの2021年(令和3)昨年度の労災認定状況が判明した。 厚労省は職業性胆管がんの労災申請があると、すべての請求事案を「印刷事業場で発生した胆管がんの業務上外に関する検討会」で業務上外を決定している。直近では […]

2022年石綿健康被害ホットラインを実施/中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会

2022年12月も石綿ばく露作業による労災認定事業場名の公表にあわせて、中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会による全国アスベスト健康被害ホットラインが15日・16日に実施された。 石綿労災被害の公表直後に各地でマスコミ […]

胸水、入院、胸膜癒着術-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/54 右田孝雄

皆さん、あけましておめでとうございます。私は相変わらず気持ちは元気です、とはいかない年末でした。 昨年9月に体調を崩して以来、明らかに悪化していた病状のためです。11月にはH大学病院を受診し、IMRTという高精度な放射線 […]

筋骨格系健康セミナー開催、腰痛2事例を検討●大阪・兵庫

関西労働者安全センターは、ひょうご労働安全衛生センターなどと一緒に筋骨格系の業務上のケガや負傷に関する事例検討会を毎月参加している。田島診療所の三橋医師にご協力いただき、実際の相談事例、症例をもとに、治療方法や経過、残存 […]

労災保険料についての事業主不服申立制度に反対する!!東京緊急アピール行動

労災保険を使用して増額された保険料に対して、事業主が不服申し立てできる制度が作られようとしている。2022年10月26日、厚生労働省は「労働保険徴収法第12条第3項の適用事業主の不服の取扱いに関する検討会」を開催した。 […]

なぜ進まない農作業の労災事故対策/死亡270人/年なのに安全衛生置き去り

目次ほんとうは農作業中の労災死亡が一番多い労働者は労働安全衛生法で守られるがデータさえ存在しない農業従事者の労働災害発生状況どんな農業従事者が被災しているか農作業事故が減らないわけ労災保険の特別加入はうまく機能しているか […]

建設アスベスト訴訟の現在

目次建設アスベスト訴訟の現在全国、関西の状況O氏意見陳述書 2022(令和4)年12月12日関西建設アスベスト大阪訴訟2陣・3陣の結審にあたって村松昭夫(大阪アスベスト弁護団長)1.建設アスベスト訴訟 の到達点 と残され […]

ベッド変えたら-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/53 右田孝雄

皆さん、こんにちは。私は相変わらず気持ちは元気です。 とは言っても、右脇腹の腫瘤はそのままな感じです。痛みは以前に比べたら緩和されているように思います。でもいつ大きくなるか分からないのが中皮腫なんですよね。 最初、この腫 […]

内装工・現場監督の石綿被害ー中皮腫救済●東京

「NPO法人中皮腫サポートキャラバン隊」は数年前に結成され、全国の中皮腫患者と家族との交流や意見交換、情報共有などの啓発活動を行ってきた。ところが約3年前から新型コロナウィルスの爆発的な広がりにより全国キャラバンを中止せ […]

酪農技能実習生が牛に顔面蹴られ重傷、治療費しか労災にせず●青森

外国人技能実習生のAさんは、2020年に来日し、青森県B町のC社という牧場で働いている。業務は乳牛の搾乳であったが、2021年3月12日の早朝、作業をしようとしたところ牛の後足で顔面を蹴られ重傷を負った。幸い脳に異常がな […]

労災平均賃金が2倍に/「一人親方」労災特別加入制度が「労働者性」否認ツールになっている実態暴露~当センター取組み事例を毎日新聞が報道

一人親方の労災特別加入制度に加入していた左官工が肺がんを発症し労災請求を行った。 特別加入をしていたのだが、実態は労働者であることが明らかであったため、証拠資料を示して労働者としての取扱を労基署に求めたところ、労基署はこ […]

「患者救済のための基金活用」を!妨害図る環境省+御用学者、業界代表にはマケナイぞ/石綿健康被害救済小委員会<報告1>

目次「根本問題」と「いのちの救済」を目指して第一回会議、基金活用に支持の声相次ぐ環境省、基金活用の声封殺を策動 「根本問題」と「いのちの救済」を目指して 労災補償の対象とならない石綿被害者(一人親方・事業主、環境被害者、 […]

精神障害の労災認定基準改訂に向け専門検討委員会開催中/狙いは処理の迅速化

厚生労働省は、現在、精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会を開催している。 「心理的負荷による精神障害に係る業務上外の判断指針について」という判断指針でしかなかったものが2011年12月に「心理的負荷による精神障害の […]

秋です-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/52 右田孝雄

皆さん、こんにちは。 私は相変わらず気持ちは元気ですし、食欲の秋、芸術の秋、運動の秋と過ごしやすい季節となりました。私はもっぱら食欲の秋ですね。 前回のコラムでお話しさせていただきましたが、先月ごろから急に右脇腹にコブの […]

今年も課題が盛りだくさんの省庁交渉/全国労働安全衛生センター連絡会議●全国

9月6日、東京の衆議院第一議員会館にて、全国労働安全衛生センター連絡会議(全国安全センター)の省庁交渉が行われた。全国安全センターの省庁交渉はほぼ毎年行われ、加盟する全国の各団体から課題を集めて作成された要望事項は、労働 […]

大阪労働局と懇談会/過労死防止大阪センター●大阪

9月21日、過労死防止大阪センターは、大阪労働局と過労死等に関しての懇談会を持った。 過労死防止大阪センターは2015年3月の結成以来、毎年大阪労働局とこの話し合いの場を設けてきた。労働局から監督課長、労災補償課長、主任 […]

職場のメンタルヘルス・ハラスメント無料ほっとライン<06-6476-8220> 10月10日は世界メンタルヘルスデー

全国一斉で無料電話相談を行います。大阪は、 10月9日(日)、10日(月・祝)午前10時~午後6時06-6476-8220 上記期間のあとも相談を受け付けています。 主催は、全国安全センターメンタルヘルス・パワーハラスメ […]

コロナ禍と労働災害発生状況-感染症対策と高年齢労働者対策が課題

目次コロナ禍の労働災害が激増労働災害の全数を押し上げ高年齢労働者対策と感染症対策が安全衛生の課題に コロナ禍の労働災害が激増 新型コロナウイルスの感染者数増加が止まるところを知らない状況だ。第7波が到来して以降、1日に2 […]

「命の救済」と「すき間・格差のない救済」を求めて /中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会が省庁交渉

丁々発止の攻防のなか 患者と家族の会が毎年行っている石綿健康被害救済に関する政府交渉が7月26日、オンラインで行われた。 交渉に先立ち同会は、環境、厚生労働、法務の三省大臣宛に要望書を提出、重点課題について当事者の声を当 […]

深刻な人手不足の大阪がねらう外国人労働者の活用

コロナ禍をこれ以上考えないようにすることになったこともあり、2019年4月に創設された新たな外国人の在留資格「特定技能」を活用し、今後多くの外国人労働者が流入してくることが見込まれる。私たちが暮らす大阪府では「外国人に選 […]

第2ステージ-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/51 右田孝雄

皆さん、こんにちは。 私は相変わらず元気ですと言いたいところですが、実は9月の初旬辺りから右脇腹に鈍痛が出てきて、それが徐々に断続的に起こるようになってきました。今までとは全く違う痛みにおかしいと右脇腹を触ってみたんです […]

クラブマネージャーの飲食店舗(サパークラブ)内吹付アスベストによる中皮腫、労災認定●大阪

2020年9月関西労働者安全センターに一本の電話が掛かってきた。石綿健康被害に関する相談で、胸膜悪性中皮腫の疑いがあるというものであった。詳しい詳細を伺うため、同年10月6日火曜日事務局の私たちふたりは、兵庫県内の相談者 […]

NC旋盤作業等での切削油による皮膚炎、大阪西労基署の業務外決定取消し/大阪労災保険審査官

目次「皮膚炎」業務外は取消し職業病リストの例示列挙疾病なのに例示列挙疾病だと知らなかった!?常識通りの業務上判断ズサン極まる 「皮膚炎」業務外は取消し NC旋盤などの金属部品加工作業に従事した労働者Aさんは、切削作業で使 […]

台風対応後死亡の職員の遺族が、田辺市に申し入れ

目次公災認定されたとしても・・・4項目を申し入れ文書回答、市と面談「副市長は登庁すべきであった」との見解本件関連報道 公災認定されたとしても・・・ 田辺市の危機管理局長だった中野典昭さんは2018年8月、台風20号の災害 […]

相棒が逝った-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/50 右田孝雄

皆さん、こんにちは。私は相変わらず元気です。 今回は50回記念ということですが、2018年4月から始まった「死ぬまで元気です」はもう4年半も連載していただいているんですね。一体どこまで続くのやら、これを投稿しているうちは […]

ドボンで解消、熱中症。パネル水槽導入した大阪市消防局●大阪

熱中症の搬送件数を消防庁で調査するようになったのは平成20年度からだが、当時その数は年間12000件から25000件程度だったものの、平成22年に56000件と急増し、平成30年には95000件に及んだ。 職場での熱中症 […]

三次会のセクハラ行為による精神疾患、再審査請求へ●大阪

Aさん(女性)は、2019年4月にソフトウェア開発等を業とするB社に入社、大阪市内の西日本支社に配属された。同年6月には社内発表会が東京で開催されることとなり、支社の社員全員で参加、終了後会社主催の懇親会に参加した後、会 […]

建材メーカーを相手取り一斉提訴、全国10地裁2022年6月7日。建設アスベスト訴訟、新たな段階へ/建設アスベスト給付金認定件数800超 

目次建材メーカーだけを相手に一斉提訴原告191人(対象被害者136人)提訴皮切りに建材メーカー訴訟提訴に当たっての声明大阪地裁提訴3弁護団共同記者会見立ち上がる新たな原告団・弁護団 建材メーカーだけを相手に一斉提訴 国と […]

年々増えるハラスメントによる労災事案●2021年度過労死等(脳・心臓疾患、精神障害)の労災認定状況

目次厳しい労災認定状況脳・心の支給件数、認定率は低下が続くハラスメント関連事案が支給の約40% 厳しい労災認定状況 厚生労働省は、2022年6月24日、2021年度の「過労死等の労災補償状況」を公表した。 令和3年度「過 […]

「中皮腫とともに生きる」先着5名プレゼント-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/49 右田孝雄

皆さん、こんにちは。 私は相変わらず元気です。 私は2016年の7月に悪性胸膜中皮腫と確定診断を受け、7月25日から抗がん剤治療を始めました。それから6年経ち思うことがあります。 発症当時、近所の方や親せきの方が心配して […]

津波・高潮ステーション訪問/全港湾大阪支部安全衛生委員会●大阪

全港湾大阪支部では、港湾で働く労働者を組織していることもあり、津波をはじめとする自然災害発生時にどのように彼らの安全を確保するかについては重要な課題として取り組んでいる。とりわけ、近い将来に発生が見込まれる南海トラフ巨大 […]

建設労働者の労働者性と労災特別加入問題●大阪

令和元年11月1日に肺がんに罹患した被災者は、主治医から、石綿が原因の肺がんであることは明らかであるという説明を受けた。そして、石綿救済法に基づく救済給付の申請を勧められ、病院の協力を得て早期に認定を受けた。手術を伴う治 […]

労災時効救済や石綿救済の請求期限延長が実現、石綿救済法改正が6/17公布。そして、闘いはこれからだ!

目次2022年3月27日までの請求期限を10年間延長、2032年3月27日に改正の具体的内容【環境省所管救済(救済給付)】【厚生労働省所管救済(特別遺族給付金)】意義ある改正法の附則附帯決議に大きな意義石綿による健康被害 […]

手すりにつかまり、立ち止まろう~エスカレーターの安全対策

目次2015年から続く安全な乗り方キャンペーン「片側を空けて立つ」は正しい乗り方ではないのだが…大切なのは「速さ」を求めることの不当さを周知すること 2015年から続く安全な乗り方キャンペーン 毎日の通勤で、必ず乗るエス […]

またもや棄却!ANCA関連血管炎行政処分取消訴訟大阪高裁控訴審判決

2022年5月20日、大阪高等裁判所において、ANCA関連血管炎の業務起因性をめぐる行政訴訟の控訴審について判決が下された。1審と同様原告の請求は棄却された。 ANCA関連血管炎訴訟は、2004年4月22日に結節性多発動 […]

全開!の6月-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/48 右田孝雄

皆さん、ご機嫌いかがですか?私は至って元気です。 が、実は6月に入ってからのハードなスケジュールに結構バタバタして忙しくて少々疲れ気味でした。 6月11、12日に中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会福岡支部、山口支部で […]

倉庫内の石綿問題の取り組みー労働者2名に胸膜肥厚/全港湾大阪支部安全衛生委員会●大阪

私がD社に就職した1984年頃は、アスベストの危険性が認識されておらず、一般に使用されている建築資材であり、危険性の有無を疑う余地はないと思っていました。 その後、2005年に兵庫県尼崎市で発生したアスベスト健康被害、い […]

港湾施設改善と石綿撤去問題~全港湾大阪支部安全衛生委員会/大阪

2005年に兵庫県尼崎市で発生したアスベスト健康被害、いわゆる”クボタショック”は多数のアスベスト被害者が発生しているばかりか、工場周辺住民にも複数の中皮腫患者が出ていることが明らかにされたことなど、あまりにも有名な社会 […]

アリムタ投薬後はいつも悪心の副作用-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/47 右田孝雄

皆さん、ご機嫌いかがですか? 私は至って元気ですと言いたいところですが、抗がん剤のアリムタ単剤投薬の直後で、この記事を書きながら気持ち悪さを少し感じています。抗がん剤の副作用は人それぞれでつらい方もいれば、軽い方もいます […]

ストレスチェックから職場改善へ~集団分析は活かされているか

目次制度が始まって6年、活用状況は?職場改善の取り組みは30%台効果的な実施の事例も数々課題が山積しているストレスチェック効用が見える取り組みが必要 制度が始まって6年、活用状況は? 事業者にストレスチェックを義務付ける […]

大阪高裁が一審判決取消の不当判決、上告へ~震災後のがれき処理でアスベストばく露した明石市職員の島谷さん公務外認定取消し訴訟

一審で公務災害と認めた判決を高裁が取り消す不当判決があった。公務災害基金が控訴したことも不当であったが、さらに高裁が取り消す事態となった。 本裁判は、一審の神戸地裁が地方公務員災害補償基金兵庫県支部の公務外認定を取り消す […]

4月1日から中小企業にもハラスメント防止対策義務、「カスハラ対策マニュアル」も公表

目次パワハラ対策はすべての職場で義務カスハラマニュアルも公表 パワハラ対策はすべての職場で義務 2020年6月1日より労働施策総合推進法により事業主に職場のパワーハラスメント防止措置が義務づけられた。2022年4月1日か […]

「アスベスト被害救済を打ち切るな!!全国一斉緊急ホットライン」に相談多数、全国で700件以上

時効救済打ち切り=新たなすき間は許されない 労災補償制度において、遺族補償の請求権の時効は、被災労働者の死亡日から5年。 遺族補償は労災制度では時系列でいうと最後の補償になるので、つまり、5回目の命日をもって一切の労災補 […]

安全のきいわあど/その35・医師による面接指導2

職場における医師の役割は、法律でいろいろと定められている。最初に大規模な工場で選任が義務付けられたのが「工場医」だった。昭和13年の工場法改正で、「500人以上の職工」が条件になっている。戦後になると労働基準法は「医師で […]

311小児甲状腺がん損害賠償裁判はじまる/東京電力福島第一原発事故から11年

目次原告は若者6人シンプルな因果関係その答えは「被ばく」-井戸謙一弁護団長(2022/1/27記者会見) 原告は若者6人 原発事故による放射線被ばくが原因で小児甲状腺がんを発症したとして、17歳から27歳の男女6人が1月 […]

-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/46 右田孝雄

皆さん、ご機嫌いかがですか?私は至って元気です。 新型コロナも少し落ち着いている感もあり、キャラバン隊のピアサポート活動での各地方での交流も再開させていただきました。 4月3日は名古屋市で、4月17日は福井市で、そして4 […]

石綿健康被害救済基金を活用して中皮腫治療研究推進を!石綿救済法改正を!-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/45 右田孝雄

皆さん、ご機嫌いかがですか?私は至って元気ですが、今の世の中は本当に大変ですね。 新型コロナウィルスが全世界に流行して、マスク、消毒、手洗いが当たり前な世の中になり、オミクロン株で第6波が来てようやく収束しかけたと思った […]

建設アスベスト訴訟、建材メーカーとの闘い続く-関西建設アスベスト大阪2陣、3陣法廷から

国と建材メーカーを相手取った建設アスベスト訴訟は、現在、建材メーカーとの法廷闘争を中心に闘われている。国の制度として、建設アスベスト給付金制度がスタートし、国とは法廷での和解が進んでいる。 建設アスベスト給付金制度が開始 […]

会計年度任用職員制度はできたが…改善されない非常勤職員の災害補償

目次まかり通った脱法行為-地方自治体の非常勤職員の勤務条件会計年度任用職員制度はできても、災害補償は据え置き状態地公災法は常勤職員が対象-非常勤は労災保険かはたまた…小さい自治体で可能??-災害補償のフルセット運用実際に […]

「韓国の職業がん」鈴木明さん記念講演/関西労働者安全センター第42回総会開催~2022年2月18日

関西労働者安全センター第42回総会を2022年2月18日に開催した。 新型コロナウイルス対策のため、オンラインでの開催となった。遠隔地からも参加可能である利点を生かして、記念講演を韓国の鈴木明氏にお願いした。韓国石綿追放 […]

肺がんで労災に認定された左官の労働者性、特別加入歴で形式的に決められた給付基礎日額をめぐって行政訴訟を提起/三重

誤った給付基礎日額で長年休業補償給付を受給してきた被災者が、休業補償の支給決定に対する取消訴訟を本年1月6日に津地方裁判所に提起した。 被災者は、昭和30年代末から平成20年にかけて左官工として建設場において石綿含有のモ […]

「まあ、これでしばらくは生きれるなあ」-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/44 右田孝雄

皆さん、ご機嫌いかがですか?私は至って元気です。というのも、いいことがあったんです。 1月下旬なんですが、PETCT撮影の検査を一年ぶりに行いました。数日後の診察日に主治医からその結果の話がありました。どんな結果になって […]

2021年石綿健康被害ホットラインを実施

2021年12月、例年通り石綿ばく露作業による労災認定事業場の公表にあわせて「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」の全国アスベスト健康被害ホットラインが、16日・17日に実施された。 普段から患者と家族の会はアスベス […]

建設アスベスト給付金制度が開始!まずは労災支給決定等情報提供サービスの利用を

目次厚労省相談電話は「カケホ」でも有料労災支給決定等情報提供サービス給付金の請求認定審査会 厚労省相談電話は「カケホ」でも有料 2022年1月19日、建設アスベスト給付金法が施行された。国からの給付金制度がはじまり、建設 […]

労基法災害補償請求権の消滅時効、不当な2年据え置き

目次民法は短期時効を廃止したのに…?賃金請求権は当分3年という不思議災害補償はなぜ2年据え置きなのか「理由」は不可解そのもの本当の理由は、他の制度との関係?早期の検討が必要権利を喪失する被災者の立場で改正への声を 民法は […]

★最新★胆管がん労災認定状況-2020年度は4件、群馬で初の認定。累計52件に/大阪のSANYO-CYP社はその4割弱の19件

2020年度中に認定された職業性胆管がん事案が4件で、うち、新たに群馬労働局管内で初めて認定事案が発生したことなどわかった。 労災かどうかを判断する厚生労働省「印刷事業場で発生した胆管がんの業務上外に関する検討会」が20 […]

2022年は、With Coronaの安全パトロールを:全港湾大阪支部安全衛生委員会総会/大阪

2021年12月8日に全日本港湾労働組合関西地方大阪支部安全衛生委員会の定期総会が開催された。 11月末に多くの組合員が働く北港の日立物流で、3.8万平方メートルが全焼する大火災事故が発生し、薬品などが燃えることで、悪臭 […]

中皮腫を治る病気に!-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/43 右田孝雄

皆さま、新年あけましておめでとうございます。 旧年中はコラムをご愛読いただき、誠にありがとうございました。今年も何卒ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。 皆さんのご支援のおかげでまた無事?に新年を迎えることができま […]

「アスベスト絵伝」出版/絵手紙ライターが追いかけた泉南のひとびと

泉南アスベスト国家賠償訴訟のはじまりから、その記録と梶本政治医師の遺品を展示する「アトリエ泉南石綿の館」建設までを絵手紙に描き続けた中村千恵子さんの作品が「絵伝」となり出版された。 絵伝は、Ⅰ部・絵巻物写真集「泉南石綿の […]

「間質性肺炎」で死亡も、石綿肺と認められ労働保険審査会で逆転労災認定裁決:平和石綿工業(長野県)元労働者

名古屋労災職業病研究会 成田博厚 石綿紡織工場で15年以上の職歴がありながら、死亡診断書で「間質性肺炎」と診断され、労災不支給になったが、労働保険審査会で逆転取り消しとなった事例があった。粘り強く取り組み、死亡原因を「石 […]

石綿(アスベスト)健康被害救済法改正への3つの緊急要求~格差とすき間をなくせ/治療研究に基金活用を/時効救済の延長継続を

中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会 中皮腫をはじめとするアスベスト疾患の患者・家族の団体である「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」が、法施行から15年を迎えた「石綿健康被害救済法」改正を求める緊急要求をかかげて […]

石綿健康被害救済法の改正を!-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/42 右田孝雄

皆さん、ご機嫌いかがですか?私は至って元気と言いたいのですが、この11月から特に仲良くさせていただいていた5人の患者さんが旅立たれました。 もう心が折れるを通り越して、感情のコントロールができません。本当に悔しくて悲しく […]

照度基準引き上げ、独立個室型便所の位置づけ~事務所衛生基準規則の改正

事務所における衛生基準を定めた事務所衛生基準規則(以下、「事務所則」という。)が改正され、この12月1日に公布された。主な改正内容は、作業面の照度基準の引き上げ、便所の設置基準、救急用具の内容の改正などとなっている。ここ […]

特集2/厚労省検討会が新たな化学物質管理のあり方をまとめる:制度見直しの基本=「自律的な管理」とは?

目次検討のきっかけリスクアセスメントを主とする自律的管理年明け法制化へ 検討のきっかけ 厚生労働省の専門検討会は、「職場における化学物質等の管理のあり方に関する検討会報告書(以下、「報告書」)(厚生労働省ホームページ)を […]

特集1/外国人労働者の労災-重大災害も多い外国人労働者の労災:最近の相談事例から

最近の外国人労災相談について、協力関係にある外国人支援団体RINK(すべての外国人労働者とその家族の権利ネットワーク関西)に寄せられた相談事例などから、傾向など考えてみたい。まずは事例をいくつか紹介する。 目次1.労災隠 […]

職場のいじめハラスメントほっとラインを実施/全国労働安全衛生センター連絡会議

9月10日の世界自殺予防デーにあわせて、全国労働安全衛生センター連絡会議は「職場のいじめハラスメントほっとライン」を9月14日に実施した。業務が原因のメンタル不調や職場内でのハラスメントの相談は、各安全衛生センターや地域 […]

抗がん剤でジェネリック、あれ?-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/41 右田孝雄

皆さま、お元気ですか? 私はただ今ペメトレキセドの副作用により、体調がおかしい状況にあります。ペメトレキセドとは通称アリムタというのですが、それなら皆さんもお分かりだと思います。しかし、何故ペメトレキセドと書いたかという […]

安全帯→墜落制止用器具-2022年1月2日完全施行へ

かつてのいわゆる安全帯は、来年2022年1月2日からは使用できなくなる。「安全帯」という言葉が「墜落制止用器具」に置き換わるという内容で2018年6月に改正公布され、翌2019年2月に施行された政省令で規定されている経過 […]

脳・心臓疾患等の労災認定基準改正-過労死ライン以下でも他の負荷要因も考慮

目次20年ぶりの改正長期間の過重労働の評価改正異常な出来事の明文化【参考】 20年ぶりの改正 今年9月14日、労災保険の脳・心臓疾患についての認定基準が、20年ぶりに改正された。 これまでは、2001年(平成13年)12 […]

右田孝雄さん紹介記事が読売新聞に掲載/大阪ひとり語り・限られた「生」同志と歩む。本誌中皮腫闘病記連載中

関西労災職業病でコラム「胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です」を連載中の右田孝雄さん(NPO法人中皮腫サポートキャラバン隊理事長)のインタビュー記事が、読売新聞朝刊大阪地方面(2021年10月10)に掲 […]

<ビデオ解説>新型コロナウイルス感染症の労災申請のすべて その1、2、3、4~全国安全センターYoutubeチャンネル

全国安全センターが「新型コロナウイルス感染症と労災」解説動画を公開した。 それぞれの内容は、 その1「新型コロナ労災認定状況と認定基準」、その2「具体的な労災保険手続き」、その3「今後の課題」、その4「厚生労働省の実務マ […]

職業中毒の政治学/原田正純:一酸化炭素(CO)中毒、二硫化炭素中毒、有機水銀中毒・水俣病~

関西労働者安全センター第15回総会記念講演1995年5月20日 熊本大学の原田です。私の本来の専門は神経精神科です。最初私はあまり医者になりたくなかったのですけれども、鹿児島.の田舎で親父が医者をしていたものですから、医 […]

アスベスト救済基金全国ホットライン実施8月21~22日-105件/全国

毎年8月に実施されるアスベスト救済基金全国ホットラインが今年も実施された。コロナ禍にもかかわらず、報道も積極的にホットラインについて取り扱ってくれたおかげで、西日本では2日間に79件、その後も相談電話は止まずに9月2日ま […]

イベント de GO !-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/40 右田孝雄

皆さま、お元気ですか?私はただ今まだまだ好調でございます。 あっという間に8月が過ぎ9月がやってきましたが、まだまだ残暑厳しくないですか。夏にはプールに行って泳ぎまくろうかと思っていたのに、泳ぎに行く間もなく9月を迎えて […]

コロナ禍の労災補償と安全衛生-労働者が感染したら迷わず労災保険の給付を請求するという常識

目次コロナ労災認定件数「激増」蓋然性があれば業務上コロナ禍療養の現実に即した対応コロナ禍労災は職場での対応が大事死傷病報告と退避させる義務 コロナ労災認定件数「激増」 新型コロナウイルス感染症の労災保険給付件数がうなぎ登 […]

災害に泊まり込みで対応した市役所職員、脳出血で死亡。公務災害に認定-地公災基金和歌山県支部

目次多くの被害をもたらした台風20号来なかった副市長市からは説明なし夜通し防災指揮後急死 再発防止はー田辺市18年台風20号(朝日新聞2021年7月21年朝刊) 多くの被害をもたらした台風20号 台風による災害対策にあた […]

全国一斉「職場のいじめハラスメントほっとライン」9月14日10時~17時、全国7箇所で実施

全国労働安全衛生センター連絡会議(全国安全センター)メンタルヘルス・パワーハラスメント対策局が、コミュニティ・ユニオン全国ネットワークの協力のもと「職場のいじめハラスメントほっとライン」を、自殺予防週間(9/10-16) […]

厚生労働省交渉を実施~全国労働安全衛生センター連絡会議/東京

全国労働安全衛生センター連絡会議の厚生労働省交渉が7月20日、東京の衆議院議員会館で行われた。今回も阿部知子議員に助力いただき、交渉の場が実現した。 要望・質問項目の内容は、ハラスメント、化学物質対策、じん肺、アスベスト […]

中皮腫啓発へ、議員陳情へ-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/39 右田孝雄

さて、日本初の7月の中皮腫啓発月間も盛況のうちに無事終了いたしました。講演して下さった方々もそうそうたるメンバーに恵まれ、また内容も中身の濃い中皮腫啓発月間だったように思います。来年はもっと多くの方々の賛同をいただいて中 […]

補償における不公平な取扱い~船員に対する障害補償および遺族補償

アルディさんは2018年10月、外国人技能実習生として漁船で作業中、あやうく右足を失う事故に遭った。足関節から下を切断するべきところを、なんとか形だけは残したいと努力し、何度も手術を繰り返した。技能実習期間を修了しても療 […]

1万件を超えた新型コロナウイルス感染症の労災認定件数

民間労働者の労災補償をカバーする労災保険での新型コロナウイルス感染症労災認定件数が、7月に入って累計で1万件を超え、8月27日現在で、労災認定件数(支給件数)は12,840件。 決定件数では13,097件で、13,097 […]

石綿読影の精度に係る調査実施~住民対象の石綿健診・環境省/大阪

平成27年度から平成31年度(令和元年度)にかけて実施されていた「石綿ばく露者の健康管理にかかわる試行調査(リスク調査)」にかわり、昨年度から実施されている「石綿読影の精度に係る調査」が今年も実施された。 河内長野市は、 […]

配管工の石綿肺がん、不慣れな調査で不支給。審査請求で認定/滋賀

配管工として長年就労してきたことにより石綿にばく露したことが明らかであり、先行して環境再生保全機構も石綿に起因する肺がんに罹患したことを認めた事案について、東近江労働基準監督署は業務上災害として認めなかった。 不支給とし […]

石綿救済基金を命の救済のために-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/38 右田孝雄

皆さま、お元気ですか?私はただ今絶好調でございます。6月28日に1回目のコロナワクチンを接種し、副反応は2日間の微熱程度、2回目は7月19日の予定です。 さて、7月はどのような月か分かりますか? 毎年7月を中皮腫啓発月間 […]

脳・心臓疾患、精神障害の労災補償状況公表(2020年度)

目次脳・心臓疾患減少、精神障害増加過労死防止の効果は…?ハラスメント事案の増加各都道府県にバラツキ 脳・心臓疾患減少、精神障害増加 厚生労働省は6月23日、2020年度(令和2年度)の「過労死等の労災補償状況」を公表した […]

中皮腫サポートキャラバン隊が「中皮腫・アスベスト(石綿)賠償・給付金に関する弁護士への無料オンライン相談」を開始

中皮腫患者団体のNPO法人中皮腫サポートキャラバン隊が、アスベスト訴訟弁護団と大阪アスベスト弁護団の協力を得て、中皮腫をはじめとするアスベスト疾患患者、家族(遺族含む)向けに無料のオンライン相談を始めた。 5月17日の建 […]

すすむ労災保険特別加入業種の拡大がもたらすもの-特別加入者で複数事業労働者という選択肢

目次今回の拡大は、自転車配達員とITフリーランス自由な働き方は、個人事業者なので労災保険はない災害補償制度はなかった自転車配達員9万人労災保険には入れるが、個人に課せられる保険料負担まったく検討されていない、働き方のバリ […]

オプジーボの副作用ふたたびー胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/37 右田孝雄

皆さま、お元気ですか?私は最近調子を崩して、ようやく持ち直したところです。 と言いますのも、現在私は抗がん剤のアリムタ単剤を3週間に一度の割合で投薬しています。先日、そろそろ抗がん剤の副作用が抜けるであろうと思っていたの […]

建設アスベスト訴訟-原告と基本合意、「建設アスベスト給付金法」が成立

目次最高裁判決から謝罪へ「基本合意書」とは「建設アスベスト給付金法」の成立信頼のできる弁護団を頼ろう 最高裁判決から謝罪へ 2021年5月17日、建設業に従事し、建材から発生したアスベスト粉じんにばく露したことで中皮腫や […]

MOCAによる職業性膀胱がん、日本で初の労災認定~イハラケミカル工業(現クミアイ化学)2名、埼玉でも2名

目次今年1月に4件労災認定突然のHP掲載静岡局で5件の労災請求時効について通達を発出 今年1月に4件労災認定 MOCAによる膀胱がんについて、今年1月に4件が労災認定されていたことが、厚生労働省ホームページ(HP)に掲載 […]

日本で初めて「中皮腫啓発月間 Mesothelioma awareness month 2021」スタート!

アスベストを原因とする希少がん「中皮腫」について、医療、支援、アスベスト問題など視点から患者、家族による、患者、家族のための取り組みがスタートした。 NPO 法人中皮腫サポートキャラバン隊、中皮腫・アスベスト疾患・患者と […]

特定石綿被害建設業務労働者等に対する給付金等の支給に関する法律(令和3年6月16日公布)官報に掲載

建設アスベスト被害を裁判ではなく行政認定で救済するための法律である「特定石綿被害建設業務労働者等に対する給付金等の支給に関する法律」が官報に掲載された。 建設アスベスト訴訟・給付金の相談は経験豊富な相談窓口へ アスベスト […]

基金参加を拒む建材メーカーへの大量提訴方針を宣言~建設アスベスト訴訟全国連絡会

建設アスベスト訴訟全国連絡会は、2021年6月16日、声明を出し、あらたに設立される補償のための基金による給付金制度を一定の成果と評価する一方、未だに同制度への参加を拒否している建材メーカーに対して、基金への参加を要求す […]

2021年09月10日発行(525号)災害に泊まり込みで対応した田辺市役所職員、脳出血で死亡 公務災害に認定/地公災基金和歌山県支部など

災害に泊まり込みで対応した市役所職員、脳出血で死亡 公務災害に認定/地公災基金和歌山県支部・・・2コロナ禍の労災補償と安全衛生-労働者が感染したら迷わず労災保険の給付を請求するという常識・・・5全国労働安全衛生センター連 […]

2021年08月10日発行(524号)1万件を超えた新型コロナウイルス感染症の労災認定件数 など

1万件を超えた新型コロナウイルス感染症の労災認定件数・・・2<ビデオ解説>新型コロナウイルス感染症の労災申請のすべて その1、2、3~全国安全センターYoutubeチャンネル・・・5補償における不公平な取扱い~船員に対す […]

2021年07月10日発行(523号)配管工の石綿肺がん、不慣れな調査で不支給。審査請求で認定/滋賀 など

脳・心臓疾患、精神障害の労災補償状況公表(2020年度)・・・2石綿救済基金を命の救済のために-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/38 右田孝雄・・・8韓国からのニュース・・・10前線から 配管工の […]

2021年06月10日発行(522号)MOCAによる職業性膀胱がん、日本で初の労災認定~イハラケミカル工業(現クミアイ化学)2名、埼玉でも2名 など

MOCAによる職業性膀胱がん、日本で初の労災認定~イハラケミカル工業(現クミアイ化学)2名、埼玉でも2名・・・2建設アスベスト 訴訟、原告と基本合意、「建設アスベスト給付金法」が成立・・・5オプジーボの副作用ふたたびー胸 […]

70歳代後半で中皮腫発症の男性に労災認定~石綿管工場→左官工/大阪

石綿水道管 胸膜・腹膜中皮腫を2019年秋に発症し、2020年2月に亡くなられたMさん(享年78歳)の労災請求が2020年12月下旬に認められた。 2019年年末に家族より電話相談があり、年明け早々にご本人と家族に面談し […]

メソテリンー胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/36 右田孝雄

皆さま、お元気ですか?私は相変わらず元気ですが、実は正直ちょっと心配事がありまして…。 先日、一カ月ぶりに抗がん剤投薬のために病院へ行ったのですが、そこで行なった血液検査で気になることがありました。血液検査は毎回行います […]

在宅の職場環境も安全衛生法令並みにー新型コロナ対策でテレワークガイドライン改正

新型コロナウイルス感染症対策が問題となって以来、「テレワーク」という言葉が一気に普通名詞として存在感を増している。テレワークとは、仕事を労働者の自宅で行う在宅勤務、所属する事業所外に設けられたオフィスを利用するサテライト […]

控訴せず原告勝訴判決確定。三星化学工業職業性膀胱がん多発損害賠償裁判

オルトトルイジンによる職業性膀胱がんが多発した三星化学工業福井工場に被災労働者4名が、会社を相手取り総額3360万円の損害賠償を求め2018年2月28日に提訴して闘ってきた裁判でについて福井地裁(武宮英子裁判長)は5月1 […]

アスベスト裁判や病気の相談は経験豊富な無料相談窓口へ~国賠・建設アスベスト裁判・労災申請・中皮腫治療・・・・

目次患者団体・被害者支援団体弁護士・弁護団 患者団体・被害者支援団体 中皮腫をはじめとする治療、医療に関する相談は、患者の方が運営する団体に。医療機関、治療に関する情報が豊富。 NPO法人中皮腫サポートキャラバン隊 中皮 […]

5/18~23アスベスト被害なんでも相談 0120-966-329。建設3陣12名を新たに提訴ー大阪アスベスト弁護団

目次3陣12名を新たに提訴/救済給付2名含む電話相談(0120-966-329)を実施 3陣12名を新たに提訴/救済給付2名含む 大阪アスベスト弁護団は、建設アスベスト訴訟最高裁判決が出された5月17日、大阪訴訟3陣を大 […]

建設アスベスト訴訟最高裁判決、国・建材メーカーの責任確定/原告・弁護団が声明2021年5月17日

建設アスベスト訴訟最高裁判決記者会見(大阪会場)にて 目次すべてのアスベスト被害救済への大きな一歩声 明 すべてのアスベスト被害救済への大きな一歩 建設アスベスト訴訟について最高裁判所(第一小法廷・深山卓也裁判長)は、5 […]

三星化学工業職業性膀胱がん多発損害賠償裁判で原告勝訴判決~化学会社の安全配慮義務を厳しく認定~福井地裁2021年5月11日

判決後集会(原告・弁護団 2021年5月11日) オルトトルイジンによる職業性膀胱がんが多発した三星化学工業福井工場に被災労働者4名が、会社を相手取り総額3360万円の損害賠償を求め2018年2月28日に提訴して闘ってき […]

建設労働者(電気工)のアスベスト(石綿)健康被害、中皮腫で労災認定/大阪

2020年7月、関西労働者安全センターに1本の電話が掛かってきた。 内容は、自身の父親の病気についてであった。同年6月に悪性胸膜中皮腫と診断され、知らない病名に、どういう治療をするのか何もわからない状態で、インターネット […]

造船所での倒壊事故、外国人技能実習生が被災/愛媛

尾道と今治を結ぶしまなみ海道の島々では昔から造船業が盛んである。今回訪れた事業所は大三島にある今治造船の下請で、倒壊による労災事故が発生した現場である。 事故の概要は、技能実習生が船体ブロックに部材を溶接する作業中、当該 […]

◆ブックレビュー◆ルポ東尋坊ー生活保護で自殺をとめる/下地毅 著

何年もの月日を費やし、現場で当事者に寄り添い、新聞記者という立場を踏み越えて、自らも支援を行った著者の渾身のドキュメント 近年、日本では毎年10万人を超える自殺者が報告されている。原因は色々あるが、非常に深刻な状況である […]

胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/35 右田孝雄

皆さま、お元気ですか?私は相変わらず元気ですよ。 4月から非営利活動法人(以下NPO法人)中皮腫サポートキャラバン隊として生まれ変わり、私の肩書も共同代表から理事長に変わりました。こんな肩書をいただき、私も身が引き締まる […]

はつり作業と建設アスベスト訴訟

じん肺訴訟はこれまではつりじん肺訴訟やトンネルじん肺訴訟を通じて、現場の元請であるゼネコンを相手に訴訟を提起されてきた。一方、建設アスベスト訴訟は、建設労働者のうち、アスベスト関連疾患(石綿肺、中皮腫、肺がん、びまん性胸 […]

新型コロナウイルス労災請求1万件/ 休業補償停止事案について厚労省に要請

目次請求1万件超、認定5千件超休業補償停止事案 請求1万件超、認定5千件超 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に猛威を振るい始めて1年以上が経過した。COVID-19による労災は2020年5月に初の支給 […]

2021年05月10日発行(521号)

建設アスベスト訴訟最高裁判決、国・建材メーカーの責任確定/原告・弁護団が声明2021年5月17日・・・2三星化学工業職業性膀胱がん多発損害賠償裁判で原告勝訴判決~化学会社の安全配慮義務を厳しく認定~福井地裁2021年5月 […]

関西労働者安全センター第41回総会開催/大阪

2月24日に第41回総会を開催した。冬になり新型コロナウィルスの感染が更に拡大し、緊急事態宣言が発令される中、初めてZOOMを使用したインターネット上総会とした。長時間のZOOMでの通信は体力・集中力の継続が難しいと考え […]

突然の自殺と業務起因性/和歌山

被災者は数年前の3月19日、出勤後に社内で首を吊って亡くなった。 この1か月前に退職した別の職員が行っていた業務を引き継ぎ、慣れない作業に苛まれ、同僚や上司からのフォローがないまま悩み続けた末に選んだ死であった。 事件が […]

65~70歳の高年齢者の業務委託に労災保険特別加入制度 事業や作業の種類を問わず

目次70歳就業確保法そのままでは何の補償制度もなし/業種・作業の制限なしで制度創設危険な作業は他の第2種特別加入/重複加入も前提に織り込み済みまったく未知数の創業支援等措置/安易な高年齢者への押し付け懸念 70歳就業確保 […]

NPO法人化、治療法進展も 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/34 右田孝雄

皆さま、お元気ですか? 私は相変わらず元気ですよ。 ちょうどこの記事を書いている頃は抗がん剤の副作用も抜けて動けています。実は中皮腫サポートキャラバン隊もこの4月から特定非営利団体(NPO法人)として活動します。 立ち上 […]

労災の請求、押印不要に!権利行使の形式的阻害要因を排除

役所に提出する書類に必要だった押印が廃止されている。労災保険の様々な請求書をはじめ労働関係の書類についても、ほとんどの様式が改正され、「印」の文字が消えている。 政府は昨年7月17日の閣議決定で、「法令等又は慣行により、 […]

障害補償請求で自庁取消~頸椎傷害の障害10級から7級へ変更

目次再審査棄却から提訴何年も前の測定値で判断する矛盾新たな医証?提訴後の等級変更=自庁取り消し労災認定後も生活は続く 再審査棄却から提訴 本誌2019年1月号で再審査請求中であると報告したKさんの障害補償について、自庁取 […]

2021年04月10日発行(520号)

新型コロナウィルス労災請求1万件、休業補償停止事案について厚労省に要請・・・2はつり作業と建設アスベスト訴訟・・・8死ぬまで元気です vol.35 右田孝雄・・・10ブックレビュー ルボ東尋坊・・・12韓国からのニュース […]

〈復刻〉名村造船所 マンガン中毒労災認定ー全港湾建設支部・名村分会の闘いの記録ー1981年11月14日発行

溶接関連労働者におけるマンガン中毒労災認定として日本では初めてとなった大阪の名村造船所における認定闘争について被災労働者Y氏が所属し闘争の中心である全港湾関西地方建設支部名村分会発行の冊子を、関西労働者安全センターの責任 […]

ファン・ユミさん14周忌にあたり、パノリムが声明 2021/3/6

[ファン・ユミさん14周忌の追慕論評]半導体電子産業労働者の健康と人権のためにパノリムは今年も引き続き前進します。 今日はサムソンで半導体を作っていて白血病に罹って亡くなった、故ファン・ユミさんの14周忌です。ファン・ユ […]

2021年03月10日発行(519号)

障害補償請求で自庁取消~頸椎傷害の障害10級から7級へ変更・・・2労災の請求、押印不要に!権利行使の形式的阻害要因を排除・・・5NPO法人化、治療法進展も 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/34 右 […]

右田孝雄さん~中皮腫サポートキャラバン隊代表~朝日新聞(ひと)に紹介「笑かして前向きになってもらえたら」2021年2月24日

栗田英司さん(前列左)右田孝雄さん(同右) 関西労働者安全センター機関誌「関西労災職業病」に、胸膜中皮腫闘病記『死ぬまで元気です-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる』連載中の右田孝雄さ […]

建設アスベスト訴訟大阪1陣最高裁決定、4月19日に最高裁弁論へ。「国責任は2分の1」「1991年末時点で製造・使用禁止しなかった国の責任」確定

建設アスベスト訴訟大阪1陣訴訟上告審において、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は2月22日付けで原告、被告(国・企業)双方から出されたいた申し立てについて、上告受理不受理決定を行った。 弁護団と原告団は本日(2/24) […]

東日本大震災から10年~震災アスベスト オンラインセミナー「被災地におけるアスベストリスクを考える」<ご案内>

東日本大震災が発生してから10年を迎えようとしています。 発がん物質であるアスベストは、90年代までに大量に使用されてきました。その8割以上は住宅などの建物を建てる際の建材として使用されてきました。そのため地震が発生して […]

東日本大震災から10年~震災と惨事ストレス 連続オンラインセミナー「被災地支援者の“心のケア”について考える」<ご案内>

東日本大震災が発生してから10年を迎えようとしています。 震災直後から、被害を受けながらも仕事を続ける大勢の人がいました。自分も被害者なのに他の被害者を援助し続けた人たちです。また、消防士や警察官などは全国から救援に駆け […]

2021年02月10日発行(518号)

建設アスベスト訴訟新たな提起 アスベスト訴訟関西弁護団・・・2労災保険特別加入の対象を拡大 柔道整復師、芸能従事者、アニメーション製作従事者・・・45年更新手続きご案内届く 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで […]

三星化学工業膀胱がん裁判、証人尋問。劣悪な作業環境を証言/福井

裁判報告集会で発言する田中康博氏(組合書記長、証人) 1月27日、福井地裁にて、三星化学工業に対して業務により膀胱がんを発症した労働者が、損害賠償を求めている裁判の証人尋問が行われた。 顔料などの製造を行う三星化学福井工 […]

滋賀労働局が開示忘れ 開示文書の範囲とは。石綿肺がん不支給(東近江署)審査請求に関連して/滋賀

水道の配管工として長年就労してきたために就業を通じて石綿にばく露したことが明らかであり、環境再生保全機構も石綿に起因する肺がんに罹患したことを認めた事案について、東近江労働基準監督署が業務上として認めなかったことから審査 […]

不法就労者の労災と解雇/愛知

8年におよぶ不法残留中のイッタンさんは、不法就労者が集住する東海地方でこれまで問題なく仕事と生活を送ってきた。しかし、昨年11月にプレス機に手を挟まれて重傷を負い、そのまま病院に置き去りにされたためにその後の生活も就労も […]

5年更新手続きご案内届く 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/33 右田孝雄

皆さま、お元気ですか? 私が新年早々、蜂窩織炎で入院していたのは前回お伝えしたとおりです。1月4日から13日まで入院して、その間1日2回の抗生剤の点滴をしました。単純計算20回の点滴針を刺した計算です。これに2回の採血が […]

アスベストとアスベスト関連疾患ー平野敏夫医師:全国安全センターYouTubeチャンネル開始

全国労働安全衛生センター連絡会議(全国安全センター)は労働安全衛生や労災、職業病についての啓発・解説ビデオを制作し、YouTubeチャンネルで公開をはじめた。 今回公開されたのは、全国安全センター議長の平野敏夫医師による […]

労災保険特別加入の対象を拡大 柔道整復師、芸能従事者、アニメーション制作従事者

労災保険が適用される特別加入の範囲が拡大される。今年4月1日から拡大対象となる職種は、柔道整復師、芸能従事者、アニメーション制作従事者の3職種だ。12月24日付けで労働政策審議会に諮問され、同労災保険部会で承認された。 […]

建設アスベスト訴訟新たな提起 アスベスト訴訟関西弁護団

昨年12月から、建設アスベスト訴訟に関する最高裁判所の判断が示されており、いよいよ国と建材メーカーの責任が認められることが明らかになってきた。 建設アスベスト訴訟とは、わが国ではアスベストが建設資材に使用されてきたことを […]

珪藻土バスマットなどアスベスト混入事件の厚生労働省発表、メディア解説報道まとめ(2021.1.31現在まで)

目次一連の厚生労働省報道発表本サイト(関西労働者安全センター)関連記事全国安全センターHP関連記事メディアによる主な解説報道 一連の厚生労働省報道発表 2020.11.27 石綿(アスベスト)含有品の流通とメーカー等によ […]

MOCAによる膀胱がん、労災と認める 厚労省専門検討会結論 静岡労働局にも周知を要請

2021年1月21日静岡労働局会見(右から田島陽子・関西労働者安全センター事務局長、熊谷信二・元産業医大教授、成田博厚・名古屋労災職業病研究会事務局長)FNNプライムオンラインより 目次業務上疾病(職業病)として公的認知 […]

安全のきいわあど/その34・病者の就業禁止

伝染病の疾患にかかっている労働者が働いていると、周囲の健康な労働者に感染させるおそれがある。また。働くことによって病気が悪化してその労働者自身が困ることもある。 そのため労働安全衛生法は、一定の病気にかかった労働者につい […]

2020年石綿健康被害ホットライン開催、二日間で大阪75件、全国200件超

2021アスベスト被害ホットライン@関西労働者安全センター事務所 2020年も石綿ばく露作業による労災認定事業場の公表が12月17日、18日に行われ、ちょうどこの時期と重なるように中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会( […]

蜂窩織炎で入院の巻 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/32 右田孝雄

さま、あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。 さて、コロナ禍で感染者も右肩上がりで、これから日本はどこへ進んでいくのか怖さすら感じる年明けとなってしまいました。 私たち中皮腫サポートキャラバン隊も昨年 […]

顕微鏡的多発血管炎の労災不支給取り消し訴訟 新たな職業関連疾病の認定のために~控訴審と新たな提訴へ向けて

目次12.23大阪地裁、棄却の不当判決顕微鏡的多発血管炎とは顕微鏡的多発血管炎と業務関連性顕微鏡的多発血管炎への注目相次ぐ被災者先行する海外の研究顕微鏡的多発血管炎の診断基準 12.23大阪地裁、棄却の不当判決 平成21 […]

中皮腫の治療についてのQ&A~中皮腫サポートキャラバン隊が公開~

アスベストを原因する希少がんである中皮腫。 中皮腫は代表的難治がんの一つであることも重なり、患者や家族にとって、患者どうしのピアサポート活動は大きな力と励ましになっている。 中皮腫サポートキャラバン隊は中皮腫患者どうしの […]

岡部和倫医師(肺腫瘍外科)に聞く~中皮腫治療は摘出手術や化学療法~神戸新聞2021年1月14日掲載

ベルランド総合病院呼吸器腫瘍外科部長の岡部和倫医師に取材した記事が神戸新聞に掲載された。 記事は、岡部医師がおこなっている中皮腫治療における外科手術の意義と解説、や労災や救済給付の申請に活用されている石綿小体・石綿繊維の […]

2021年01月10日発行(517号)

顕微鏡的多発血管炎の労災不支給取り消し訴訟 新たな職業関連疾病の認定のために・・・2MOCAによる膀胱がんが労災に 厚労省専門検討会が結論・・・5蜂窩織炎で入院の巻 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です […]

ニトリでもアスベスト(石綿)含有珪藻土バスマット等。回収対象240万個(調査中対象65万個)これまで最多。 2020/12/22

目次ニトリでアスベスト含有製品多数アスベスト禁止になったはずなの、どうして?(関連記事) ニトリでアスベスト含有製品多数 厚生労働省は、堀木工所、カインズにつづき、ニトリが、同社が販売する「アスベスト含有の可能性のある」 […]

全国一斉アスベスト被害ホットライン<0120-117-554>を実施します 12/17-18 10時~19時

中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会が主催する、アスベスト被害全国一斉ホットラインが12/17、18の両日、10時から19時に実施される。 関西労働者安全センターでは関西ポイントに協力する。当センター事務所への来所相談 […]

新たに、アスベスト(石綿)含有バスマット等がみつかるーカインズ社、17製品29万個 2020/12/15(12/17情報更新)

目次カインズ社関係アスベスト禁止のはずなのどうして(関連記事) カインズ社関係 厚生労働省が、アスベストが含まれていた珪藻土バスマット等についてのアナウンスを開始した。今回の製品は、カインズ社の製品とのことで、発端となっ […]

不可解な社会保険資格の喪失と年金事務所の怠慢/大阪

社会保険、すなわち健康保険と厚生年金は、資格の取得と喪失の手続きを事業主が行う。そして被保険者である従業員の社会保険料の自己負担は賃金から控除され、事業主が納付義務を負う。また、従業員が何らかの事情で休み続け、賃金を支払 […]

2020年12月10日発行(516号)

近鉄高架下商店街のうどん店元店主(女性)が中皮腫死亡、3人目。建物吹付けアスベストで:近鉄に賠償請求。・・・2建設アスベスト訴訟の動向 最高裁判決日、いまだ指定されず・・・5淡路島から静岡へピアサポートの旅 胸膜中皮腫患 […]

フォークリフトの腰痛予防対策~その3/大阪

<前々回>フォークリフトの腰痛予防対策~その1/大阪<前 回>フォークリフトの腰痛予防対策~その2/大阪 組合はメーカー側との面談について了承はしたものの、大学に折衝をまかせて、メーカー側からどれぐらい研究・調査費用を出 […]

指曲がり症の健康管理手帳不交付撤回、交付へ~大阪労働局が自庁取り消し

大阪労働局の判断間違いで健康管理手帳の不交付となったケースがあった。結局、審査請求後に自庁取り消しとなり、交付されることになった。 目次金属加工業務による指曲がり症、障害8級アフターケア不交付!?対象疾病と認め交付へ指曲 […]

新しくなった「市民オフィス」、新事務所にお越しください

関西労働者安全センターは、2020年11月、事務所を移転した。新事務所は労働組合のJAMの所有するJAM西日本会館の5階。これまでもセンターと協同で「市民オフィス」を運営してきたなにわユニオン、RINK、近畿SCD・MS […]

改正労災保険法9月1日施行、複数事業労働者の賃金額合算など大きく改正

複数の事業場で働いている労働者の労災保険給付が大きく変わる労働者災害補償保険法の改正が、9月1日から施行されている(後掲の厚生労働省チラシ参照)。 これまでは災害が発生した事業場の賃金額のみが保険給付に反映されるだけだっ […]

静岡から横浜へ ピアサポートの旅・パート2 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/31 右田孝雄

患者仲間と@よこはま 皆さま、お元気ですか。前回はくりちゃんの誕生日の墓参りから、静岡市内の患者さんやご家族様と面会し、「中皮腫ZOOMサロン」に参加していただいたところまでお話しいたしましたね。 今回は、その続きで横浜 […]

淡路島から静岡へピアサポートの旅 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/30 右田孝雄

皆さま、お元気ですか。今年のプロ野球もセ・リーグは巨人、パ・リーグはソフトバンクが優勝し、阪神ファンの私にとってはもう面白みが無くなってきました。さて、もう11月ですね(原稿執筆中現在)。 先月、久しぶりに患者さんの面会 […]

建設アスベスト訴訟の動向 最高裁判決日、いまだ指定されず

目次10/22最高裁弁論「判決日追って指定」相次ぐ地裁・高裁判決、追加提訴最高裁の動向とアスベスト被害救済制度をめぐって【建設アスベスト訴訟】最高裁に対する早期審理と判決の要請(2020/11/27) 10/22最高裁弁 […]

新型コロナ労災請求2000件突破ー11/26現在:請求2181件、認定1141件、不支給31件(はじめの不支給11件(10/26)の理由は「コロナ感染と認められなかったため」ー厚労省) 2020.11.26

目次最新の新型コロナ労災認定状況コロナ労災認定2000件超え新型コロナ労災の「不支給決定」は2020.10.20に11件計上し、31件まで増加。労災請求件数、認定件数は多くはない新型コロナウィルス感染症労災関連記事 最新 […]

一部のバスマット、コースターにアスベスト(石綿)含有判明、回収指示。厚生労働省~紙やすりで削るのひとまず止めて~大阪府貝塚市ふるさと納税返礼品で使用 2020.11.27(12.16更新)

厚生労働省は、2020年11月27日付で、(株)堀木工所(大阪府貝塚市二色南町5-3)製造販売の「CARACOバスマット(LARGE、SLIM、COMPACT)」について、0.1%以上のアスベスト含有が確認されたとして、 […]

石綿小体・石綿繊維の検査を民間総合病院「ベルランド総合病院」が開始~アスベスト肺がん掘り起こし目指す 岡部和倫・呼吸器腫瘍外科部長

目次石綿小体・石綿繊維検査を手軽に胸膜中皮腫手術の第一人者・岡部和倫医師アスベスト肺がん認定基準に関連した記事 石綿小体・石綿繊維検査を手軽に 民間の総合病院「ベルランド総合病院」(大阪府堺市)で石綿小体と石綿繊維検査が […]

大阪アスベスト弁護団が令和2年度「滝井繁男行政争訟奨励賞」受賞~泉南アスベスト国賠訴訟最高裁勝訴で

公益財団法人日弁連法務研究財団は,平成27年2月28日に死去した元最高裁判所判事・弁護士滝井繁男氏の遺言に基づく「滝井繁男行政争訟奨励賞」の令和2(2020)年度の実務部門受賞者に、泉南アスベスト国賠訴訟において最高裁勝 […]

マンガン中毒・マンガンによる健康障害の労働災害・認定事例(溶接工<溶接ヒューム>、港湾荷役、マンガン精錬、マンガン鉱山)~溶接ヒューム・塩基性マンガンの新たな規制開始にあたって

マンガン中毒は相当以前から知られており、マンガン中毒の労災認定基準も存在している。 関西労働者安全センターでは、過去に、マンガン精錬所、造船の溶接工や港湾荷役作業、マンガン鉱山といった労働現場のマンガン中毒に取り組み、被 […]

化学物質(有機溶剤、特定化学物質、その他化学物質、一酸化炭素)による災害発生事例~検索ページ

厚生労働省は、「各年に発生した化学物質による中毒等事故のうち、災害予防の参考となる一部の事例」をホームページの一角に「災害予防等安全衛生活動に活用」できるようにと掲載しています。 厚生労働省が把握している「事例の一部」と […]

タルク付きゴム手袋で胸膜中皮腫、北海道の製薬工場。労災認定、道内初

目次製薬工場でのアスベスト含有タルクによる労災認定は3例目か本件概要本省協議の「認定理由」認定の意義ア 道内初のタルク経由のアスベスト被害イ アスベスト含有タルクのリスクを再確認ウ 原則石綿ばく露「1年」未満の「5ヶ月」 […]

建設アスベスト訴訟 関西・大阪2陣(21回)原告本人尋問行われる 2020年10月30日

関西労働者安全センターHPの建設アスベスト訴訟関連記事一覧 目次中皮腫患者原告3名が証言中皮腫は憎いが、国や企業はもっと憎いですこれからというときに手足をもがれて、無念です 中皮腫患者原告3名が証言 さる10月22日、最 […]

フォークリフトの腰痛予防対策~その2/大阪

<前回>フォークリフトの腰痛予防対策~その1/大阪 フォークリフトの振動調査に先立って、まず、現場での使用状況について立ち入り調査を実施することになった。 大阪港では、約10社の企業を調査し、1社あたりのフォークリフト保 […]

振動障害の検査 不足する医療機関

目次◆涼しい検査室での検査◆療養しようにも機材がない ◆涼しい検査室での検査 本年2月号で、はつり工の振動障害が増えていることを紹介してきたが、検査室の入室を許され、振動障害の検査を行う被災者の検査の様子を取材することが […]

中皮腫治療への「期待」が「現実」になるとき 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/29 右田孝雄

皆さま、お元気ですか。今年のプロ野球も始まったと思ったら、あっという間にマジックが付いちゃいまして勝負あったというところまで来ましたね。つい先日まで暑い暑いとエアコンをガンガン付けていたと思ったら、10月になってめっきり […]

新型コロナ労災の認定事例紹介、13事例に増加更新/厚生労働省 2020.10.21

厚生労働省は、10月21日付で、新型コロナ労災の認定事例を13事例に増やして、改訂した。 労災請求件数がまだまだ少ないこと、製造工場などからの請求がどう考えてもすくないこと、認定事例の数も少ないことなど、新型コロナ労災に […]

新型コロナウィルス感染症について~まとめ (関西労働者安全センターサイト記事)

新型コロナウィルス感染症感染症に関する主に労災、安全衛生関連記事のまとめです。 また、全国労働安全衛生センター連絡会議(全国安全センター)の新型コロナウィルス感染症関係記事はこちらになります。

パノリムがコメント「サムスンの暗い歴史はイ・ゴンヒの死と共に終わらせなければならない」 ~サムソン電子会長イ・ゴンヒ死亡に際して~

目次サムソンの君臨は容認しないイ・ゴンヒの死と共に終止符を当サイト関連記事 サムソンの君臨は容認しない サムソン電子会長が死去し、サムソン電子の職業病被災者と遺族とともに闘ってきたパノリムがコメントを出した。 サムソン電 […]

<速報10/22 最高裁判決日は「追って指定」に>建設アスベスト訴訟、最高裁弁論10月22日に決定。年内に最高裁判決か?

速報10/22 判決日は追って指定 関西労働者安全センターHPの建設アスベスト訴訟関係記事一覧 建設現場でのアスベスト被害者が、国と建材メーカー(企業)に対して損害賠償を求めた建設アスベスト訴訟について、最高裁判所は判決 […]

じん肺の労災申請・補償・認定・管理区分~Q&Aで示すポイント~労働災害・職業病(業務上疾病)の申請・認定マニュアル

目次じん肺の相談はこちらまでQ1. 18歳で高校を卒業してから、叔父の経営する建設・解体業の会社で働いてきました。A1. じん肺の場合は、基本的に2段階の手続になります。Q2. じん肺管理区分決定を受ければ、労災が適用さ […]

近鉄高架下商店街のうどん店元店主(女性)が中皮腫死亡、3人目。建物吹付けアスベストで:近鉄に賠償請求。

目次近鉄高架下の同一商店街、建物吹付けアスベストで3人目の中皮腫死亡1例目発症は2002年の文具店店主、2例目は2014年の喫茶店従業員被害者女性のご長男のコメント建物吹付けアスベストが原因とみられる被害者はじめアスベス […]

2020年10月10日発行(515号)

臨床検査技師がシックハウスで公務災害認定 宝塚市民病院 作業環境測定不正事件 宝塚市職員労働組合 ・・・2新事務所に移転します! ・・・5剥離剤による中毒に注意!ベンジルアルコール、ジクロロメタン火災や中毒多発で厚生労働 […]

社員をうつ病に罹患させて、さらにお金までとっちゃう方法~損害賠償とか罰金とか!?/大阪

精神疾患に関する相談のうち、病気になった途端に会社から不当な要求を受ける事案が2件続いた。 目次うつ状態の留学生に不当損賠要求うつ病の保育士に罰金!? うつ状態の留学生に不当損賠要求 1件目は飲食店でアルバイトをしている […]

フォークリフトの腰痛予防対策~その1/大阪

今から約25年程前、全日本港湾労働組合の定期大会の際、参加組合員からフォークリフトの乗り心地改善の取り組みを行ってほしいとの意見が出された。この意見が出された理由は、過去のトラックの乗り心地改善の取り組みの成果からである […]

「主治医に勝つ」の巻 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/28 右田孝雄

皆さま、お元気ですか。 コロナ禍の中で身動き取れず、家でゴロゴロしながら次の戦略を考えたり、身体にいいことを模索したりと、皆さんもこんな感じでお過ごしじゃないですか。 9月10日は9回目のアリムタ単剤の投薬日でした。今日 […]

新型コロナ労災認定687件(1330件請求中)、地方公務災害認定53件に 2020.9.28現在

目次新型コロナウィルス感染症労災・公災認定状況(最新)労災保険による新型コロナ労災請求・認定件数 2020.9.28地方公務員災害補償基金による新型コロナ公災請求・認定件数 2020.9.18コロナ労災685件「全て認定 […]

建設アスベスト訴訟神奈川一陣の最高裁弁論いよいよ10月22日近づく~最高裁が事案概要などをリリース

建設アスベスト訴訟の注目の神奈川一陣最高裁弁論の10月22日が近づき、最高裁判所広報課が事案の概要、原判決及び争点を公表した。以下全文を紹介する。 傍聴人の皆様へ 最高裁判所広報課 各損害賠償請求事件について 目次事案の […]

新型コロナ労災認定・10事例(厚生労働省2020.9.28)~港湾作業員、タクシー乗務員でも

目次新型コロナ労災認定事例10ケース(厚生労働省公表分2020.9.28)新型コロナウイルス感染症(COVID 19 )に係る労災認定事例1 医療従事者等の事例(通知記の2の(1)のア)事例1)医師事例2)看護師事例3) […]

腹膜中皮腫など胸膜以外の中皮腫に対するニボルマブ(オプジーボ)の医師主導治験開始 兵庫医大~2020.9.30

目次中皮腫で新たな治験開始~腹膜中皮腫などの治療に大きな前進治験実施機関は、全国5病院オプジーボ、腹膜などの悪性中皮腫で治験…兵庫医科大 2020/09/30 11:50 読売新聞 中皮腫で新たな治験開始~腹膜中皮腫など […]

新型コロナウィルス感染で現場から報告~関西労働者安全センター運営協議会で/大阪

8月3日、関西労働者安全センター運営協議会を開催した。2月に総会を開催して以来、会議を見合わせていたが、ZOOMによるネット参加と併用という形で実施した。 忙しい中、多数の委員に参加いただいた。ZOOM使用により、遠方か […]

2020年09月10日発行(514号)

アスベスト健康被害全国一斉ホットライン開催 ・・・2ウーバーイーツユニオンが厚労相に要望書配達員事故調査から提言 ・・・42019年度過労死等の労災補償状況公表低迷する認定率 ・・・7死ぬまで元気です vol.28  右 […]

2019年度過労死等(脳・心臓疾患、精神障害)の労災補償状況公表 低迷する認定率

過労死関連の労災の認定率が低迷している。 厚労省は6月26日、2019年度(令和元年度)の過労死等の労災補償状況を公表した。 ここで言う「過労死等」というのは、脳・心臓疾患、精神障害による労災のことである。 脳・心臓疾患 […]

ウーバーイーツユニオンが厚労省に要望書提出~配達員事故調査から提言

ウーバーイーツユニオン(以下、「UEユニオン」)のホームページトップには、「ウーバーイーツをはじめ、全てのプラットフォームで働く人が安心して働ける社会を目指して!」と書かれている。2020年2月号でもUEユニオンの活動に […]

アスベスト全国ホットライン報告 (2020年8月22日~23日) じん肺・アスベスト被災者救済基金

夏に行われるNPO法人じん肺・アスベスト被災者救済基金による全国ホットラインが本年も実施された。4回目になる今年も多くの相談が寄せられた。 新聞に掲載された広告と主にテレビで放送されたニュースの影響もあり、相談件数は2日 […]

港湾労働者の石綿被害の経験 3/大阪

港湾労働者の石綿被害の経験Ⅱ(本誌2020年5月号掲載)の続きを報告する。 かつて港湾荷役で働き、「胸膜中皮腫の疑い」で兵庫医科大学付属病院を紹介され、4月から検査を行っていた。本年6月24日に兵庫医科大学病院に入院、も […]

ZOOMをつかって患者交流 毎日新聞(2020年7月1日)で紹介/中皮腫サポートキャラバン隊

石綿が原因の中皮腫は希少がんであり、治療の選択肢が限られる困難な病気だ。そんななか、患者同士の励まし合いと情報交換、新薬開発や救済法改正を目標に頑張っている中皮腫サポートキャラバン隊が行っている「中皮腫ZOOMサロン」が […]

死ぬまで元気です/27-ZOOM でGO!胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記 右田孝雄

皆さま、お元気ですか?私はコロナ禍の中、3月ごろからほぼステイホームで、自宅でできることを探しては楽しんでいます。涼しい頃から外出自粛を余儀なくされて、地震があったり大雨が降ったりで、最近は猛暑との闘いで、エアコンの効い […]

急増するテレワークと労働環境-在宅勤務の労働条件確保、安全衛生対策が課題

目次テレワーク促進政府目標、新型コロナ対策ですんなり達成?!テレワークガイドラインは労働基準の適用が基本テレワークの作業環境ー「事務所則」準拠はあくまで助言労働基準が試される~厚労省の新たな検討会の議論 テレワーク促進政 […]

石綿労災認定状況2019年度速報値を公表-年間労災認定1000件水準でほぼ変わらず

目次請求・認定件数とも微増(昨年度比)構造的問題は解決せず 請求・認定件数とも微増(昨年度比) 厚生労働省が2019年度の「石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況」の速報値を公表した。 発表資料に基づいて […]

2020年08月10日発行(513号)

年間労災認定1000件水準でほぼ変わらず石綿労災認定状況2019年速報値を公表 ・・・2在宅勤務の労働条件確保が課題急増するテレワークと労働環境 ・・・5死ぬまで元気です vol.27  右田孝雄  ・・・10ZOOMを […]

建設アスベスト訴訟の解説ビデオを大阪アスベスト弁護団が作成/【ご注意】アスベスト事件に関するホームページ広告について、をサイトに掲載

建設アスベスト訴訟に取り組む大阪アスベスト弁護団が建設アスベスト訴訟を平易に解説したビデオを公開した。 同時に、最近、頻繁に目にするようになった「アスベスト被害者の方は国から賠償金を受け取れます」云々といったCM、広告に […]

射出成形機による右腕切断事故-その2。 インドネシア人労働者の労災/三重

目次事業所内の不安全行動や安全衛生上の不備危険な業界と安全意識の欠如 事業所内の不安全行動や安全衛生上の不備 鋳物の中子を製造する会社で、射出成形機に右手を挟まれて切断したKさんの話を聞いていると、発生現場では事業所は普 […]

雇用なき労働と外国人労災。労働者を特別加入させ請負業者と偽装する手口/三重

フレドリックさんは2017 年にガールフレンドと短期滞在で来日し、直後に二人で難民申請を行って今日まで滞在を続けている。この3年の間に二人の子も儲け、一家で仲良く暮らしてきた。 フレドリックさんは、まったく日本語ができな […]

死ぬまで元気です/26 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-肺炎、PCR検査、うどんにおにぎり 右田孝雄

皆さま、お元気ですか?私はコロナ禍の中、ステイホームでなるべく大人しくしていたのですが、先日6月 19 日金曜日から39 度前後の高熱に侵されて「ひょっとしたらコロナかも」と頭を過ぎりました。ロキソニンで一旦は熱は下がる […]

労災保険「特別加入制度」をすべての働く人が真っ当な給付を受けられるものに-農業分野の災害多発からみえる労災保険の問題点-

目次自営農業者の労災保険加入は 7.4%原則フルタイムだけの特定農作業従事者使う機械限定の指定農業機械作業従事者どこにもあるわけではない加入団体兼業は入っても意味ない??複数就業者の法改正で合理的な特別加入に働く人に真っ […]

アスベスト国賠(泉南型)訴訟で除斥期間を理由に棄却 奈良地裁

断熱材メーカーとしてアスベスト含有材を製造していた「ニチアス」の子会社である竜田工業で就業し、石綿肺に罹患していた元従業員に関する泉南型国家賠償訴訟の判決で、6 月 23 日、奈良地裁は損害賠償請求権が消滅する除斥期間を […]

2020年07月10日発行(512号)

泉南型国家賠償で除斥期間を理由に棄却 ・・・2すべての働く人が真っ当な給付を受けられる労災保険特別加入制度 ・・・3死ぬまで元気です vol.26  右田孝雄 ・・・8韓国からのニュース ・・・10前線から ・・・14雇 […]

埋もれている“農作業死亡災害”/98.6%が、労働安全衛生法が適用されない死亡事故

目次農作業は普通の仕事の10倍危険!?6割が農業機械作業での事故屋外作業で熱中症と火傷も80歳以上が半分、大半が65歳以上基幹的か兼業か、はたまた退職後の自営?農水省の有識者会議設置自己責任の呪縛に切り込む取り組みは? […]

死ぬまで元気です/25 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる~そば打ち、ほかいろいろ 右田孝雄

皆さま、お元気ですか?私は外出自粛中ですがとても元気に過ごしています。4月16日全国に「緊急事態宣言」が発令され、不要不急の外出はもちろん、様々な自粛や制限が入り、本当に我慢を強いられながらもとうとう6月に突入いたしまし […]

職場のハラスメント対策法が施行 職場のいじめ・ハラスメントほっとラインを実施、2日間で117件(大阪42件)/全国労働安全衛生センター連絡会議

労働施策総合推進法の改正により、この6月1日から事業主に職場のパワーハラスメント防止対策が義務づけられた。義務違反の罰則規定がないとは言え、初めて法律でパワーハラスメント対策が規定された。全国労働安全衛生センター連絡会議 […]

射出成形機による右腕切断事故-その1。 インドネシア人労働者の労災/三重

インドネシア出身のKさんは、2017年に農業の技能実習生として来日し、7か月で終了した技能実習後に逃亡、そのまま難民申請を行い、これまで合法的に就労してきた。東海地方にはこのような外国人労働者が多く見られ、また、彼らを受 […]

大手造船会社・配管工の アスベスト(石綿)肺がん事件のこと。労災認定と孝行息子たち/大阪

今から数年前、医療関係で事務をしていた知人から電話があり、「林君こんどの土曜日何か用事ある?」と聞かれ、「特に用事はない」と返事をしたら、「土曜日の午後1時頃に病院に来てくれないか」とのことであった。以前に健康診断を会社 […]

新型コロナ労災認定された17事例

目次判明17例中、医療従事者等以外は4例集団感染発生医療機関の労災請求割合は35%止まり労災認定事例の具体的情報開示に前向き大臣答弁 判明17例中、医療従事者等以外は4例 2020年7月1日から2日にかけて、新型コロナ労 […]

新型コロナウィルス感染症・労災申請400件超、労災認定は54件。不支給はゼロ件(2020/7/2)-労災申請は積極的に!迷ったら相談を!

厚生労働省の5/12の段階で、労災請求件数29件、認定ゼロ件だった新型コロナウィルス感染症労災認定状況が、ここにきて、ようやく請求件数が増えてきた。公表されている最新数字(2020年6月30日現在)では、労災請求件数43 […]

関西建設アスベスト訴訟/大阪2陣に9被害者が追加提訴

全国的に取り組まれている「建設アスベスト訴訟」の3陣の一斉提訴が今年(2020年)3月24日に行われたことをお伝えしたが、 建設アスベスト訴訟第3陣,全国一斉提訴2020/3/24「闘いは、まだまだこれからだ」 今回、さ […]

全港湾大阪支部安全衛生委員会、2020年安全パトロール実施

本年最初の全港湾安全衛生委員会の安全パトロールが2月18日に実施された。 この日は2班に分かれて10社を巡視した。今年度の重点項目は、港湾については分煙対策と安全保護具の着用であり、本年4月から義務化された受動喫煙防止や […]

大阪における港湾労働者の石綿被害の経験2

本機関誌4月号の続きではないが、前回の港湾荷役に従事し肺がんで亡くなった方と同一職場で働いていた同僚の話です。 2019年6月、某労働組合員の父親(昭和63年に職場を自己退職、現在は年齢78歳)が以前から通院していたクリ […]

死ぬまで元気です/24 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

皆さま、お元気ですか?私は外出自粛中ですがとても元気に過ごしています。 4月16日全国に緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出はもちろん、様々な自粛や制限が入り、本当に我慢を強いられる時が来ています。 中皮腫サポートキャ […]

2020年06月10日発行(511号)

職場のハラスメント対策法が施行職場のいじめ・ハラスメントほっとラインを実施 ・・・2精神障害の労災認定基準にパワーハラスメントの項目を追加 ・・・4埋もれている農作業死亡災害 労働安全衛生法が適用されない死亡事故 ・・・ […]

顕微鏡的多発血管炎(ANCA関連)の労災不支給取消行政裁判(2011年11月25日提訴)、ハツリじん肺に合併/大阪地裁 

コンクリートカッター(手前)とブレーカー作業(奥)立ちこめる粉じん 目次初めての裁判ハツリ30年以上ANCA関連血管炎ハツリ労働者、親方として関連なしとはしないが…新たなMPA患者 初めての裁判 ハツリ作業に長年従事し、 […]

廃用症候群による脊髄損傷の元大工の死亡、労災年金支給を決定

2年前に胸随損傷で敗血症を発症して亡くなったKWさんの労災遺族補償年金請求が再審査請求で認定された報告をしたが、以降、脊髄損傷した労働者の労災関連の問題について、当事者団体などと情報共有を行い、取り組んできた。2015年 […]

脊髄損傷被災者の敗血症による死亡事例:不支給処分を取消し、労災認定へ。再審査請求で遺族年金/大阪

業務中の転落事故でせき髄損傷となり、車いすでの生活を送っていた方が、褥瘡(じょくそう)から感染症を起こし心停止で死亡したにもかかわらず、死亡原因は不明として労災保険の遺族補償を不支給としたケースがあった。せき髄損傷患者の […]

精神障害の労災認定基準改正:パワーハラスメントを心理的負荷評価に追加/ 6月1日からの判断に適用

新認定基準は、現在申請中や審査請求中などを含め、6月1日以降の業務上外判断に適用される。 現在の認定基準は、心理的負荷による精神障害の認定基準(基発1226第1号平成23年12月26日) であるが、別紙1「業務による心理 […]

職場のいじめ・ハラスメントほっとライン:6月1~2日 06-6476-8220 パワハラ防止法施行!6/1から

6月1日からのパワハラ防止法( 改正労働施策総合推進法)施行にあわせて、全国で「職場のいじめ・ほっとライン」(無料)を次の要領で実施します。全国5カ所で電話を受け付け、関西では当センターにて対応します。 目次6月1日パワ […]

新型コロナウイルス感染症: 労働災害としての対策を明確に

目次いまだ4件の給付新型コロナウイルス感染症の労災医療従事者は原則業務上高い感染リスクの労働環境下も積極的な周知が不可欠震災にくらべて遅かったが…特別休暇が前提の公務員見えにくい公務災害の現状コロナ禍の死傷病報告地方自治 […]

石綿障害予防規則改正案と建築物石綿含有建材調査者規程改正案へのパブリックコメント提出しました(5/29まで受付中)

石綿障害予防規則改正案と 建築物石綿含有建材調査者規程改正案 のパブリックコメントが開始されている。関西労働者安全センターとして、パブリックコメントを提出しました。 さきの大気汚染防止法改正と同様に極めて不十分な内容とな […]

労働者の新型コロナウィルス感染症にかかる「労働者死傷病報告」提出義務違反は罰則対象=労災かくし。厚労省がリーフレット

目次リーフレットを持って、事業場に監督に行くべし労災申請・認定件数極小、地方公務員はゼロ、国家公務員は情報すらなし リーフレットを持って、事業場に監督に行くべし 病院、介護施設、役所業務、救急など、公務労働、民間問わず、 […]

コロナ労災の請求件数はいまだに30件弱 5/12現在:仕事関係で感染発症したと考える方は、積極的に労災申請を!

厚生労働省の5/12現在の公表数字で,労災保険への新型コロナウィルス感染症の労災請求件数がいまだに29件にとどまっていることがわかった。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuit […]

コロナ緊急事態宣言下で街をかける Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員にインタビュー

新型コロナウィルス感染対策での緊急事態宣言後、事務所のあるオフィス街では、ウーバーイーツのロゴの大きなカバンを背負った配達員たちを、多数見かけるようになった。しかも、明らかに外国人が多い。小柄で黒髪のアジア系の若者が多く […]

大阪における港湾労働者の石綿被害の経験

目次石綿荷役で麻袋(マタイ)扱い膀胱がんの治療中に肺がんがみつかる主治医「喫煙や生活習慣の影響」水嶋潔医師「プラーク複数あり、石綿肺がん!」労災認定から港湾石綿救済基金適用初めての石綿支援経験 石綿荷役で麻袋(マタイ)扱 […]

労基法改正で、一般債権より労働者の権利は小さく軽い?? 賃金請求権の消滅時効期間を短めに変更/「労災」に至っては「変更なし」は、あり得ないぞ!

目次不可解な労働基準法改正改正の発端は民法の短期消滅時効廃止5年にするが「当分の間」は3年?一般の債権より不利に不可解な理由付けでなんと災害補償は据え置き整合性のある議論をこそ尽くすべき改正法の新条文より 不可解な労働基 […]

死ぬまで元気です/23 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

皆さま、大丈夫ですか?何がって、新型コロナウィルスに決まっているじゃないですか。本当に一体いつになったら終息するのか心配です。この記事が皆さんの目に入る頃には終息しているのでしょうか。 私にはしばらくは続くように見えてい […]

新型コロナウィルス感染症と労働組合の対応

目次たとえば労働組合からの統一要求安全対策 たとえば 近所の医院で発症者が確認されたとか、商店の休業などの張り紙を目にすることが増えてきたことでまさに身近な問題となった新型コロナウィルス感染症問題だが、先月末から関西労働 […]

2020年05月10日発行(510号)

新型コロナウィルス感染症 労働災害としての対策を明確にすべき ・・・2コロナ緊急事態宣言下で街をかける UberEats配達員にインタビュー ・・・10死ぬまで元気です vol.24  右田孝雄  ・・・12韓国からのニ […]

新型コロナウィルス感染症で「医師、看護師、介護従事者等は原則労災の対象」など幅広く、より具体的に。通勤災害、平均賃金算定などに課題 厚生労働省新通達 2020年4月28日

業務中に感染したとみられる新型コロナウィルス感染症について、労災取り扱いについての問題点が指摘されていたが、さらに具体的に踏み込んだ記載の新たな通達を厚生労働省が出した。短い通達でこれまでよりより具体的で、小難しいことを […]

新型コロナ労災対応で新通達-「予断なき受付」徹底を指示 2020年4月23日

厚生労働省が「相談又は問い合わせがあった場合には、感染経路が特定できないことをもって直ちに保険給付のないしょうとならない胸を説明するなど予断を持った対応をおこなうことのないよう徹底されたい」との現場への指示をした通達を出 […]

元建設労働者の給付基礎日額、特別加入で低額に/三重

昭和35年から平成20年まで左官として働いてきた被災者は、平成17年頃から階段を登った際に息苦しさを感じるようになり、平成19年末には左の胸から首にかけて息苦しさを覚えたことから病院で検査を受け、肺がんに罹患していること […]

新型コロナウイルス感染症と労働安全衛生および労災に関する緊急要請/全国安全センター

全国労働安全衛生センター連絡会議(全国安全センター、東京都)は、新型コロナウィルス感染症によって生じている事態に対して、「 多くの労働者の安全と健康、権利と尊厳が深刻な危機にさらされて」いることに対して労働者の健康と権利 […]

労災申請3件。「コロナ労災幅広く 感染認定、柔軟に解釈 厚労省」との報道 2020/4/24

今朝の毎日新聞朝刊が厚生労働省からの取材として、申請件数が3件になっていることと、認定調査にあたっては柔軟に対応する方向だということを伝えた。窓口対応、相談対応においてこれが徹底されて、申請抑制にならないようにしてもらい […]

新型コロナウィルス肺炎労災申請、未だに2件。相談件数は500件超。「仕事や通勤が原因で感染」と思ったらまず申請を。

全国の労働局等に設置されている「特別労働相談窓口」に寄せられた相談状況(4月14日時点)が明らかになった。分野別の数字は次の通り。(阿部知子衆議院議員事務所経由で東京労働安全衛生センターが公表) 全体で20万人近くから相 […]

新型コロナウィルス肺炎で事業者団体向けに厚生労働省が通知2020年4月17日付/事業者に労災申請の勧奨求める

今回の事態に対処するための業界関係団体など向けて厚生労働省が通知を出した。 緊急事態宣言時に事業の継続が求められる事業で働く方々等の感染予防、健康管理の強化について、経済団体などに協力依頼しました 令和2年4月17日(金 […]

死ぬまで元気です 22 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

皆さま、お元気ですか?私はおかげさまで相変わらず元気にあちこち飛び回っています。「中皮腫サポートキャラバン隊」も今年に入ってから新しいことも始めました。実は、兵庫医科大学病院で毎月第3火曜日に「中皮腫サロン」を開催するこ […]

事業主確認廃止など迅速化/韓国「新型コロナウィルス肺炎」労災対応で

韓国で新型コロナ肺炎による労災が初めて認定されたことを本サイトでも報告したところだが、その際の、認定当局である韓国勤労福祉公団の報道発表を入手した。日本では労災補償業務は厚生労働省(労働基準監督署)が行うが、韓国では同公 […]

日韓「働き方改革」フォーラムに参加

2019年12月14日(土)龍谷大学和顔館B 201 目次プロローグ「働き方改革」は、労働政策か労働条件か文政権の労働政策を批判社会運動への挑戦始まる 国会パブリックビューイング 金かかってるやろな プロローグ 「日韓『 […]

必須‼ 高年齢労働者の安全衛生対策/厚労省有識者会議が報告書

目次高齢者の安全・安心高齢労働者の労働災害が増えている必要な高齢者が働きやすい職場作り体力チェックを活かした労働者の気付きと職場改善体力に応じて必要な適材適所多様な就業形態、不安定雇用応じた安全対策は地域から 高齢者の安 […]

韓国で「新型コロナウィルス肺炎」労災認定

ハンギョレ新聞日本語版によると、今回の新型コロナ肺炎による労災が初めて認められた。認定されたのは、ソウルのコールセンターの労働者で労災申請して3週間で認定されたということだ。今後はさらに増加すると考えられる。記事の中のコ […]

2020年04月10日発行(509号)

新型コロナ感染症の労災申請は積極的に・・・・2新型コロナウィルス感染症と労働組合の対応・・・・4死ぬまで元気です vol.23 右田孝雄・・・・5労基法改正で一般債権>労働者の権利??・・・・6「左官」における石綿ばく露 […]

エイジフレンドリーガイドライン(高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン)を厚生労働省が公表 2020/3/16

「エイジフレンドリーとは「高齢者の特性を考慮した」を意味する言葉で、WHOや欧米の労働安全衛生機関で使用されています。」(厚生労働省HP) 好むと好まざるにかかわらず高年齢労働者が増加し、今後もその流れは続く。こうした状 […]

新型コロナ感染症の労災申請は積極的に/労基署に「労災は無理」と言われたら相談を

仕事との関連で新型コロナ感染症(以下、コロナ)に感染、発症した場合は、業務上疾病となる。 厚生労働省はその取扱いについて、1ヶ月以上前に次の通達を出していることがわかった。 「新型コロナウイルス感染症に係る労災補償業務の […]

ウーバーイーツユニオンが事故調査

フリーランスの労災補償はどうなる !? 働き方や雇用形態が日々、多様化しているが、そういった労基法上の「労働者」に当てはまらない働き手から、業務中の労働安全衛生の問題について提起する動きが続いている。昨年12月には、日本 […]

建設アスベスト訴訟第3陣,全国一斉提訴2020/3/24

闘いは、まだまだこれからだ 建設アスベスト訴訟で第3陣の一斉提訴が行われた。弁護団によれば、札幌、東京、横浜各地裁、および、今回はじめて埼玉地裁に提訴された。また、京都地裁、福岡地裁では追加提訴という形で提訴、さらに、4 […]

建設関係など石綿労災請求相次ぐ

「いのちの救済」「救済法給付改善」を!法制度改正の優先課題に 中皮腫サポートキャラバン隊には中皮腫の方の治療相談が相次いでいるが、労災などの手続きの支援に取り組むことが多い。また、12月のホットラインから対応が始まった方 […]

複数就業者の保険給付で法案上程

目次複数事業賃金の合算と複数業務要因災害新設「複数事業労働者」 の災害は全部の賃金合算が基本に「複数業務要因災害」 の保険給付新設使用者責任問わず非災害発生事業場分の給付など保険率の扱いは省令で対応様々な複数就業者と特別 […]

新型コロナウイルス感染症の労災の取扱について

医療現場をはじめとして、業務に関連して(業務に内在する危険が現実化して)感染、発症した場合については、労災として認められるものです。 いわゆる「職業病リスト」においても、そのようなカテゴリーが設けられています。 労基則別 […]

パノリムと職業病被害者を査察したサムソンを糾弾する

目次イ・サンス(パノリム常任活動家)の発言 記者会見文 イ・サンス(パノリム常任活動家)の発言 パノリムは、ソツチヨ瑞草社屋の前で1000日超えて籠城を行った。瑞草社屋の中には、査察犯罪を主導した未来戦略室があった。国政 […]

3月6日、今日は半導体電子産業産災死亡労働者追慕の日です

目次<声 明>半導体労働者の健康と人権守り(パノリム)・産業技術保護法対策委員会2020年3月5日[追悼の言葉]半導体電子産業労働者が健康に働ける日まで、パノリムは止まらず前進します。3442人・・・・しかし電子産業職業 […]

2018年度石綿労災認定事業場、労災認定状況(確定値)公表

2018年度認定997件で横ばい、請求1169件で微増 昨年12月18日、厚生労働省は「平成30年度 石綿ばく露作業による労災認定事業場」と「平成30年度 石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況まとめ(確 […]

アスベスト被害全国ホットライン2019/全国で186件の相談

毎年12月に実施している「アスベスト被害全国ホットライン」(中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会主催 全国安全センター等協力) を12月19、20日二日間、全国を地域に分けた5地点において、フリーダイヤル0120-11 […]

複数就業者の労災加入/大きく変わる?!特別加入 複数就業者の労災保険制度改正がもたらすもの

前号で紹介した複数就業者の労災保険給付等にかかる労働政策審議会労働条件分科会労災保険部会での検討結果は、12月23 日の部会で報告がまとめられ、今年1月8日付けで労災保険法等の改正法律案要綱が同審議会に諮問された。内容を […]

建設アスベスト訴訟/福岡高裁でも国と企業(建材メーカー)に勝訴2019/11/11

目次5つめの高裁判決勝訴関西 (大阪&京都2陣) 訴訟、原告証言進む◆命のカウントダウンが始まってる恐怖と悔しさをわかって下さい 原告 TKさん◆私をこのような状況に追いやった中皮腫という病気を憎く思います 原告 KNさ […]

厚生労働省の不正統計と追加給付/大阪

今年の1月、厚生労働省の「毎月勤労統計」で不適切な調査が行われ、延べ約2000万人の雇用保険と労災保険が過少給付されていた、という報道があった。 支給されなかった額の総額は567億円以上になり、その額を追加給付するための […]

職場のハラスメント防止対策法制化

目次措置義務で強化されるかはじまりの遅かったパワハラ対策平行線を続けた議論企業の弁解カタログと言われる例示 措置義務で強化されるか 今年5月、職場のハラスメント防止対策を事業主に義務づける法改正が成立した。これまで、ハラ […]

制度の不備で損なわれてきた 複数就業者の災害補償

目次賃金額合算、複数就業による過重負荷評価など 給付基礎日額に非災害発生事業場分も反映労基法の災害補償とは別保険料負担は非災害発生事業場分を全業種でカバー法定労働時間内×2=過重労働 労災保険で業務上も労基法の責任は無し […]

ANROEV(労災・公害被害者の権利のための アジア・ネットワーク)ソウル2019/10/27-30

目次なくならない労災死傷病と拡大する危険の外注化墓地で学ぶ韓国労働闘争史電子器機製造労働現場における女性労働者 移住労働者闘い続ける被災者たち なくならない労災死傷病と拡大する危険の外注化 ANROEVという国際会議がソ […]

様々な公務災害の「法定外補償」上積補償制度の存否、職員間格差

目次最低限の補償制度は漏れなくあるけれど民間の法定外補償制度あるにはあるが少数派法定外補償に対応した公務災害の特別援護金制度創設地方公共団体の見舞金条例 それぞれ独自の補償制度も特別援護金が実施されない東京23区の非常勤 […]

車いすの持ち上げ時の負担での急性腰痛 再審査で公務上裁決/ 地公災基金大阪府支部審査会

目次胸椎圧迫骨折・腰痛60kg 割る 4 だから たった 15kg の負担? 再審査は取消公務上裁決 胸椎圧迫骨折・腰痛 中学校教諭(定年後の再任 用、女性)のNさんは、始業時間前に廊下を歩いていたと ころ、車いすの生徒 […]

死ぬまで元気です 21 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

皆さま、 早くも2020年はひと月経過しました。 時が経つのは早いですよね。実は、このひと月の間に「中皮腫サポートキャラバン隊」 にも悲しいお知らせがありました。キャラバン隊副代表として、また中皮腫・アスベスト疾患・患者 […]

死ぬまで元気です 20 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

皆さま、 新年明けましておめでとうございます。昨年は皆さまにはたくさんのご支援、 ご尽力を賜り誠にありがとうございました。 本年も明るく元気に頑張って参りますので、 何卒よろしくお願い致します。まさかオリンピックイヤーの […]

死ぬまで元気です 19 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる右田孝雄

皆さま、こんにちは。9月から始まった全国縦断の「中皮腫サポートキャラバン隊」も、途中台風の影響で群馬県太田市の開催は中止になりましたが、その他 22 ヶ所で無事講演と交流会を開催することができました。この場を借りて、準備 […]

死ぬまで元気です 18  胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

皆さま、 こんにちは。私は現在、 毎週末ごとに北は北海道から南は鹿児島までを 「中皮腫サポートキャラバン隊」として全国行脚で南下中です。途中、膵炎でテレビ電話での参加になったり、北海道の旭川では歯痛に悩まされたりと中皮腫 […]

2020年03月10日発行(508号)

必須!!高齢労働者の安全衛生対策 厚労省有識者会議が報告書・・2安全のきいわあど その33 災害発生原因の4M・・9日韓「働き方改革」フォーラムに参加・・10死ぬまで元気です vol.22  右田孝雄・・13韓国からのニ […]

はつり工の振動障害に合併した全身性強皮症、労災認定が課題/大阪

近年、はつり作業に従事してきた方々から振動障害の相談が増えている。今日のはつり作業では、コンプレッサーからの圧縮空気で稼働する振動工具を使用する。圧縮空気を利用することによって1分間に1000~1400もの打撃をコンクリ […]

職業性胆管がんの今

印刷会社SANYO - CYP社での胆管がん多発に端を発した職業性胆管がん事件について、 本誌2018年10月号で報告された以降の動きをまとめた。 目次オプジーボ治験はじまる~胆管がん労災認定者が対象~ばく露終了から18 […]

熱中症学習交流会開催/真夏の作業現場の実態を報告

近年、 夏の暑さが尋常ではない。 熱中症は屋外作業に従事するあらゆる労働者共通の問題であり、厚生労働省では「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」 と銘打った予防対策キャンペーンを実施している。第13次労働災害防止 […]

死ぬまで元気です 17  胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

皆さま、 こんにちは。私はオプジーボの副作用の膵炎に悩まされ、 約一カ月半にわたり中皮腫の治療を中断し、 膵炎の緩和に努めていたのでキャラバン隊活動も休止しているような状態でした。 その間に予定していた東北各地でのキャラ […]

パワーハラスメント防止の指針素案に対する抗議声明2019.10.29

全国労働安全衛生センター連絡会議議長 平野 敏夫 私たち全国労働安全衛生センター連絡会議は、職場のパワーハラスメント(パワハラ)の問題について、労働者の立場に立ち長年にわたり相談や支援にあたってきた団体や個人の全国ネット […]

労働組合によ る コ ンプライアンス活動は業務妨害か? /連帯労組関西生コン支部不当逮捕事件

全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部は、生コンの製造・運搬を行う事業所で働く労働者を組織する産業別労働組合である。 組合員の多くは生コン関連産業の従業員であり、 彼らの働く事業所が中小企業であるため、 売り主であ […]

連帯労組に対する大規模刑事弾圧を弾劾する声明/全国労働安全衛生センター連絡会議第30回総会

2019年9月28日、29日、大阪で開催された全国労働安全衛生センター連絡会議(略称:全国安全センター)第30回総会において、この間の連帯労組関西生コン支部に対する極めて不当な弾圧について、これを弾劾する声明が採択された […]

安全のきいわあど/その30・一人親方等

目次増える建設業一人親方等の死亡災害労働者でない 「働く人」の災害防止対策を 増える建設業一人親方等の死亡災害 建設業で一人親方等の労働災害が増えている。「一人親方等」というのは労働者を使用しないで一人で事業を行う一人親 […]

60歳保温工の腹膜中皮腫親子2代のアスベスト被害/千葉

保温工のMさんから2018年8月 「中皮腫と言われている」 と相談があった。 20年前の1999年、父親で保温工Tさんから相談があって支援した経緯があった。 Tさんはじん肺管理区分管理3イ、続発性気管支炎と大阪労働局から […]

アスベスト混入タルク中皮腫・肺がん等・住友ゴム石綿損害賠償訴訟全員勝訴・増額大阪高裁判決/タルク石綿労災事例

2019年7月19日、 大阪高裁 (江口とし子裁判長※)は、一審神戸地裁が賠償を認めなかった2遺族(肺がん)についてもこれを認め、 被告住友ゴムが主張した時効の主張についても一審判決に続いて斥ける原告勝訴の判決を言い渡し […]

VDTガイドラインを17年ぶりに改正/ 情報機器作業の安全衛生はリスクアセスメントで

厚生労働省は、 VDTガイドラインを17 年ぶりに改正し、この7月12日付けで、新たに 「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」を策定、公表した。昭和60年に最初のVDT作業指針が公表されて以降、 33年 […]

死ぬまで元気です 16 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

皆さま、こんにちは。 相棒のくりちゃんが永眠してひと月経ち、ようやく落ち着きを取り戻した感があります。ところがくりちゃんがいなくなって半月後くらいに私によもやの第3の試練がやってきました。 何が?と思われる方もいるでしょ […]

遺族による行政保有個人情報開示請求問題~無意味な本人確認種類提出求める労働局/岡山

労災被災者が亡くなったことにより、遺族補償請求を行った遺族が、その結果について保有個人情報開示請求を行うことは、業務上認定の根拠を調べる上で一般的に行われており、また、民事損害賠償訴訟を提起するうえでも必要不可欠な手続き […]

全国一斉「職場のいじめパワハラ相談ほっとライン」 東京・名古屋・神戸の相談ポイントに9/7-8の2日間で73件の相談

9月10日は、世界保健機関(WHO)が「自殺に対する注意・関心を喚起し、自殺防止のための行動を促進すること」を目的として、「世界自殺予防デー」と定められている。職場においても、モラルハラスメントの問題が重視されるようにな […]

ハラスメントで要望書提出し、厚生労働省交渉(7/30)

目次全国安全センターメンタルヘルス・ハラスメント対策局ILO条約批准に向けてさらなる法改正をハラスメント防止ガイドラインを充実したものにメンタル労災認定基準の改正を労働時間の事実認定がおかしい労働安全衛生・労災補償に関す […]

職場のいじめ・パワハラほっとライン 〈東京・名古屋・神戸で無料電話相談〉 9月7日-8日

目次パワハラ防止法成立!パワハラ禁止ILO条約制定! 9月10日は世界自殺予防デーです。 あきらめないで、まずはご相談を! 9月7日(土)~8日(日)午前10時~午後6時●東京  電話:03-3683-9765●名古屋 […]

厚労省が被ばく限度の改正で検討会/眼の水晶体は等価線量でも100mSv/5年かつ50mSv/年を限度に

労働安全衛生法にもとづく省令である電離放射線障害防止規則に定められた、 被ばく限度の一部を改正する作業が進められている。厚生労働省は昨年12月21日に「眼の水晶体の被ばく限度の見直し等に関する検討会」を開催、以降、今年6 […]

2018年度過労死等(脳・心臓疾患、精神障害)の労災補償状況を公表/今後、 認定基準改正が必要

目次請求件数は増加業種により認定の偏り !?低下する認定率 請求件数は増加 厚労省は6月28日、2018年度(平成30年度) の過労死等の労災補償状況を公表した。 脳・心臓疾患、精神障害ともに請求件数は年々増加している。 […]

瀬戸大橋橋梁補修工事で労災隠し 外国人技能実習生 /岡山・瀬戸

瀬戸大橋の補修工事に従事していた外国人技能実習生が業務上の事故に被災した。 トラックに積まれていた足場材をクレーンで反転させる際に、 クレーンの操縦を誤ったのか、まだ荷台にいた被災者らをめがけて勢いよく回転させてしまった […]

死ぬまで元気です 15 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

皆さま、 こんにちは。 今日はまず悲しいお知らせを致します。 私の相棒のくりちゃんこと栗田英司さんが19 年6ヶ月の間、 腹膜中皮腫と向き合い闘病して参りましたが、去る6月18日逝去いたしました。 くりちゃんとは前日の午 […]

死ぬまで元気です 14 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

こんにちは、 中皮腫サポートキャラバン隊で日々日本中を駆け回りながら、 二週間に1度投薬してきましたオプジーボだったのですが、16回目にしてまさかの中断となってしましました。主な腫瘍が3ヶ所にあるのですが、 そのうち2つ […]

石綿(アスベスト)労災受給者の厚生労働省毎月勤労統計調査不正に係る追加給付に対する、全国初の不服申し立て(審査請求)<2019年7月5日北海道労働局>

次の5つの条件のいずれにも該当すると思う方はぜひご相談ください。 今受けている給付の基礎となる給付基礎日額について、さらに是正できる可能性があります。ただし、統計不正に基づく今回の追加給付を受けてから3ヶ月以内に不服審査 […]

職業関連性胆道がん対象の医師主導治験 免疫療法(免疫チェックポイント阻害剤<オプジーボ>)で実施、がん研究センター東病院と大阪市大病院で実施開始

免疫チェックポイント阻害剤のニボルマブ(オプジーボ)について、労災認定された胆管がん(胆道がん)の患者を対象にした治験が関東と関西の2病院で開始されたとの発表がありました。胆管がんの中でも、1,2-ジクロロプロパンやジク […]

「原発で働けと言われて」など原発・原子力労災安全衛生アーカイブズをスタートしました

旧全国金属労働組合のおける原発被ばく労働対策の取り組みに関連した資料などを掲載しました。当時としても画期的な取り組みとされたものです。

機関誌「関西労災職業病」500号記念に寄せて~「関西労災職業病」からたどる 個人的な安全センターの経験/事務局 西野 方庸

私が関西労働者安全センターの事務所に出入りをするようになったのが1976年だから、数えてみると43年経ったことになる。機関誌のバックナンバーをたどってみると、79年ぐらいから私の書いた文字が混じってくる(当時の機関誌は表 […]

韓国・全州訪問記~民主労総全羅北道本部をたずねて/事務局 酒井恭輔

目次全州インパクトテント籠城「幸せな運動のために」疲れた活動家に安息を 全州インパクト 「その時期は”全北”だ。」「その週は”全北”が来る予定だ。」と打合せや行事の日程調整の度に渡韓95回を誇る中村猛指導員の口から出てく […]

機関誌「関西労災職業病」500号記念に寄せて~機関誌で会員組合・組合員とのキャッチボールを/事務局 中村 猛

目次機関誌で会員組合・組合員とのキャッチボールを/事務局 中村 猛創刊当時のものと現在を比較してみると機関誌の役割、外向きと内向きに機関誌を通じた専門家集団と労働組合のコーディネート 機関誌で会員組合・組合員とのキャッチ […]

腹膜・心膜・精巣漿膜中皮腫に対するニボルマブ(オプジーボ)の治験(医師主導治験)が始まりました~署名運動や要請行動が実り生む

腹膜中皮腫以外のオプジーボの使用を求める署名運動が行われてきたが、このたび、兵庫医科大学でオプジーボの医師主導治験がはじまることになった。 腹膜中皮腫など胸膜以外の中皮腫に対するニボルマブ(オプジーボ)の医師主導治験開始 […]

支援団体パノリム ハン・ヘギョンさん労災認定について声明/ハン・ヘギョンさんとオモニのコメント公表<2019/6/5>

「今は被害者の声を聴く準備ができている」という意味が込められたハン・ヘギョンさんの産災認定の判定を心より歓迎します。 半導体労働者の健康と人権守り(パノリム) 受 信:諸報道機関 題 目:サムソン電子LCD脳腫瘍被害者ハ […]

サムソンLCDで脳腫瘍・・・ハン・ヘギョンさんについに産災承認(労災認定)

ソウル疾病判定委が先月末「業務の関連性は排除できない」と判定 サムソン電子のLCD工場で働き、脳腫瘍に罹った事実を最初に情報提供して、15年間闘ってきたハン・ヘギョンさんが、8回目の挑戦で遂に産業災害を承認された。 『半 […]

泉南型アスベスト国賠訴訟・遅延損害金の起算日を巡り初の判決

ひょうご労働安全衛生センター事務局長 西山 和宏 福岡地裁小倉支部で争われてきた泉南型アスベスト国賠訴訟は、遅延損害金の起算日を巡り和解に至らず、 3月12日に判決が言い渡された。 2017年4月11日に提訴したAさん( […]

中皮腫労災認定するも、平均賃金の不当定額問題自庁取り消しから再決定 /堺→岸和田→堺

本誌2月号で報告した中皮腫で労災認定された50 代男性電気工Tさんが、 労災認定されたはいいが、想定より著しく低い給付基礎日額(平均賃金)にされた問題。 支給決定したのは岸和田労基署。 もともと労災請求を受け付けたのは、 […]

死ぬまで元気です 13 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

こんにちは、 中皮腫サポー トキャラバン隊で日々日本中を駆け回りながら、 2週間に1度オプジーボを継続中です。途中すったもんだしながらも頑張って現在15回目を投薬いたしました。 さて、 私が栗田英司さんと共同代表を務める […]

アトリエ泉南石綿の館、 開館発信の拠点できる/泉南

4月20日、泉南市の 「泉南石綿の碑」において「第5回泉南石綿の碑記念式」が開催され、 泉南市と阪南市の市長を含む125名が集った。午後からは、111 名が参加 しての賑やかな懇親会、泉南アスベストの会総会が行われた。過 […]

関西建設アスベスト訴訟大阪2陣、多数の追加提訴<大阪>

建設現場における石綿被害について国と建材メーカーを相手取った 「建設アスベスト訴訟」。 2008 年東京地裁を皮切りに、横浜、札幌、京都、大阪、 福岡の6地裁に提訴され、 それぞれが2陣訴訟も提訴された。 現在では、東京 […]

全国安全センターが地公災基金へ要請書/請求を阻害する所属長の証明欄

全国労働安全衛生センター連絡会議では、この2月5日に地方公務員災害補償基金に要請を行い、基金事務局との話し合いを行った。 労災保険にくらべて公務災害の認定請求という手続きがあることにより、所属長や任命権者を通すという間接 […]

ローラー巻き込まれ事故/ 技能実習生重傷労災事例2<大阪>

食品製造工場で働く外国人技能実習生が機械に腕を巻き込まれて負傷した。 新たな部署に異動した約3ヶ月後の事故である。左手首の用を廃する重傷で、 手首だけではなく手指の機能にも重い障害を残すことになった。 シー ト生地を製造 […]

底引き網ロープで宙づりに/技能実習生重傷労災事例1 <下関>

底引き網漁の漁船の船員として働いていた外国人技能実習生が右足を負傷した。下図のような二艘曳漁業の船舶に乗船中、「揚網後、片船へロープを渡す作業中に、からんでいたロープを手で直そうとしたとき、束ねていたロープの上に足を置い […]

自治体非常勤職員の災害補償/ 労災保険適用の非常勤職員/ 労働基準との公平確保には条例が必要

地方自治体で働く非常勤職員には、 地方公務員災害補償法が適用されず、 本庁に勤務する非常勤職員には個々の自治体が定めた災害補償条例が適用され、 それ以外の非常勤職員には労災保険法が適用される。 なぜ本庁だけが別になってい […]

胸膜中皮腫の大工・軽天工のIさん、労災認定<大阪南・西野田>

1953年生まれのIさんは昨年初夏に胸膜中皮腫を発症し、6月から近畿大学医学部付属病院で治療を続けている。 中皮腫サポートキャラバン隊右田さんのブログでIさんの奥さんがコンタクトをとられたことから、 労災請求にとりかかる […]

胸膜中皮腫の電気工Tさん/労災認定も日額に問題で交渉中<岸和田・堺>

1964年生まれのTさんは昨年1月胸膜中皮腫を発症した。 1984年から電気工事の仕事に就き、 発症まで働いてきた。多くの会社、現場での電気工事におけるアスベストばく露が原因であることが明かな建設関連労働者だ。 Tさんか […]

労政審で複数就業者の労災問題が議題に/保険率負担の課題を解決し、 合理的制度への改正を

まさか! 放置されている複数就業者の不利 午前中はA社で働き、午後はB社で働く、いわゆる複数就業者の労災補償の扱いをどうするかというテーマが労働政策審議会労災保険部会の議題にあがっている。 どういう問題かというと、 大き […]

MOCAによる膀胱がん、7人が労災請求/オル ト- トルイジン取扱業務は健康管理手帳の対象に

目次9/28厚生労働省申し入れその後7事業所 17人の膀胱がんこっそり 35条検討会も開催 9/28厚生労働省申し入れその後 本誌2018年9月号で、 静岡のイハラケミカル工業株式会社 (以下、 イハラケミカル) でのM […]

死ぬまで元気です 4 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

こんにちは、 中皮腫患者として 「中皮腫サポートキャラバン隊」 を名乗って全国でピアサポート活動させてもらっています。 過去3回は私の金髪のエピソードについて書きました。今回からは去る6月1日に行なわれた「省庁交渉」の裏 […]

死ぬまで元気です 12 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

こんにちは、 中皮腫サポー トキャラバン隊で日々、 日本中を駆け回りながら、 2週間に1度オプジーボを継続中です。 この原稿を書いている今は 13 回目のオプジーボを投薬した後ですが、 すんなりここまで来たかというとそう […]

死ぬまで元気です 11 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

こんにちは、 中皮腫患者と して昨年7月に無事2年の余命をクリアし、 現在延長戦を闘いながらオプジーボを継続中です。 「中皮腫サポートキャラバン隊」として鋭意活動中でございまして、 中皮腫ポータルサイトもでき上がり、 患 […]

死ぬまで元気です 10 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

こんにちは、 中皮腫患者として2016年7月に主治医から余命2年と宣告されました。昨年7月に無事余命の2年をクリアし、 現在延長戦に突入しているところですが、 身体に違和感はそんなにない現状です。 もちろんオプジーボも先 […]

死ぬまで元気です 9 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

こんにちは、 中皮腫患者として2016年7月に主治医から余命2年と宣告されましたが、 昨年7月に無事2年の余命をクリアし、 現在延長戦に突入しております。 10月1日に京都大学の本庶佑特別教授がノーベル医学・生理学賞を受 […]

非常勤職員の災害補償/災害補償条例の「補償基礎額」という大問題

地方自治体に勤めていて被災したのに地公災基金の補償対象とならず、 労災保険も適用されない、 地方公共団体の非常勤職員は、団体ごとに定められた条例により補償されることは前号で述べた。補償内容は、地公災法や労災保険法との均衡 […]

26年後の症状固定の後遺症は認めない!? /障害等級不服で再審査請求<大阪>

Kさんは、 歯車を製造する工場で、 ベテラン歯切工として働いていた。頸椎のヘルニアと両肩の腱板断裂の診断を受け、 労災保険が適用されて26年間療養した。 しかし長期の療養に対して、 大阪西労働基準監督署は労災補償の打ち切 […]

高齢者マンションの介護で労災/おざなりな事業者の対応<大阪>

大阪市北区にある 24時間サービス付き高齢者マンションの介護の仕事をしていたAさんは、 昨年7月の勤務中、 入居者の着替え介助の最中にちょっとした拍子に蹴り飛ばされ、 身体をかばおうと咄嗟についた手首を骨折、療養を余儀な […]

間接部門含め原告全員和解勝ち取る/エタニット高松国賠裁判<香川>

記者会見する弁護団、原告団、支援 日本エタニッ ト高松工場で働き中皮腫などのアスベスト被害を受けた労働者と遺族が国に対して損害賠償を求めた裁判について、 2月15日、高松地裁で最後の和解が成立し終結した。 提訴は第一次2 […]

震災救護活動で石綿ばく露/中皮腫発症の警官に公務災害認定<兵庫>

1995年の阪神淡路大震災後に、 大きく被災した地区の長田署に約1ヶ月間派遣されて昼夜交代作業で石綿にばく露したとみられる元警察官が2014年に中皮腫を発症し死亡した事案について、 地公災基金兵庫支部が公務災害として認定 […]

教員中皮腫不支給処分取消訴訟、逆転勝訴<名古屋>

愛知淑徳学園中高校の国語教員が2001年11月に中皮腫で死亡した。 クボタショックの翌年2006年に名古屋東労基署に労災請求するも, 2008年に不支給となり,審査・再審査請求とも棄却されたため,遺族は2011年7月に不 […]

『救済法改正を実現しよう!2019患者と家族の会省庁交渉』中継記録 5月24日13:00~

石綿肺がんのブロック工/労災不支給を自庁取り消し/大阪、 岡山で就労

岡山出身の被災者は、 昭和30年に大阪に出てきて、ブロック工として50年以上働いてきた。 昭和30年から50年頃までは大阪市内の建設会社で就労し、 その後郷里に戻って5年ほど勤めた後に自営に転じている。平成26年に肺がん […]

中皮腫の大工Nさん/労災知らず死後5年超え/時効救済で認定<大阪>

大工の男性Nさんは2012年8月に中皮腫で亡くなられた。 同年3月に肺炎らしい症状で病院にかかるようになり、4月に国立刀根山病院に入院し、抗がん剤治療を受けたものの帰らぬ人となった。 大工になったのは和歌山県の中学を卒業 […]

給付基礎日額を自庁取り消し/確定診断日は審査請求/和歌山労基署

和歌山県で保温工として就労していた被災者は、 平成27年3月8日に肺がんで死亡した。 もともと脳疾患を患っており、 その後遺症で高次脳機能障害や左半身麻痺など抱えて生活していたが、 転倒による骨折をきっかけに平成27年1 […]

審査請求で労災認定/労働時間すべてについて証拠は必要?/疑問の残る労働時間調査

和歌山県のゴルフ場で働き、長時間労働と上司からのパワーハラスメントで、 うつ病を発症したAさんの労災が、 審査請求で認められた。 長時間労働は何年も前から続いており、休業する前2年間では月に150~260時間の時間外労働 […]

死ぬまで元気です 3 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

こんにちは、 中皮腫患者として 「中皮腫サポートキャラバン隊」 を名乗って、全国でピアサポート活動をさせてもらっています。 今回も過去2回の続きで、 私の金髪のエピソー ドについて書きます。 金髪にしてから職務質問から始 […]

死ぬまで元気です 2 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

こんにちは、 中皮腫患者として「中皮腫サポートキャラバン隊」 を名乗って全国でピアサポート活動させてもらっています。 今回も前回の続きで私の金髪のエピソードについて書きます。 前回は職務質問を人生で初めて受けたのですが、 […]

死ぬまで元気です 1 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる  右田孝雄

こんにちは、以前中皮腫患者として「中皮腫サポートキャラバン隊」 で全国でピアサポート活動させてもらっているという記事を掲載してもらいました (本誌2018年1月号)。 今回からいただきましたコラム欄。 最初ということで、 […]

ファン・ユミさん追悼文化祭に参加 /故郷の束草でも追悼行事-サムソン電子労災事件の大切な記憶

目次12年目の追悼ファン・ユミさん墓参 12年目の追悼 サムソン電子半導体工場の労働者であったファン・ユミさんが亡くなって12年が過ぎた。 命日である3月6日は毎年追悼式を行っている。 これまではサムソン電子本社前で行っ […]

サムソン職業病調停合意/サムソン職業病被災者からの報告を受け交流会~アジアの労災職業病運動で連帯を

3月 13 日、 韓国からのゲストを招いて、第2回「なくそう労災職業病」交流会を大阪で開催した。交流会第1回は2017 年12月に開催したが、 化学物質ばく露などから多くの職業病被害者を出したサムソン電子を相手に、 10 […]

2019年01月10日発行(495号)

6年後の症状固定の後遺症は認めない!? 障害等級不服で再審査請求 ・・・2死ぬまで元気です vol.9 右田孝雄 ・・・5事業主への措置義務を法制化へ 期待外れに終わった 「ハラスメント防止対策」 ・・・6非常勤職員の災 […]

通勤災害の認定について(15)通勤途上の暴力

「歩きスマホは危険です」というポスター を鉄道駅構内でよく見かけるようになり、 駅アナウンスでも携帯端末のゲーム機能に夢中になるな、との啓発放送を繰り返して いる。 前をよく見ずに移動することで転倒や他の乗客との衝突など […]

通勤災害の認定について(14)通勤途中の意識消失:原因は持病か「満員電車」か

目次通勤に起因することの明らかな疾病発症経緯をみてみると血管迷走神経性失神が最もあり得る 通勤に起因することの明らかな疾病 閉所恐怖症のため、満員電車で発作が起こる心配を抱えた人の話を聞いたことがある。また、心臓にペース […]

通勤災害の認定について(13)ショッピングセンター駐車場は「経路」か

目次日常生活上必要な行為ショッピングセンター駐車場内の事故 日常生活上必要な行為 通勤の途中において、労働者が通勤から逸脱、中断をする場合には、その後は就業に関して行う行為というよりも、 もともとの目的が逸脱・中断の元と […]

通勤災害の認定について(12)遠回りは非合理か

目次(再)審査請求事案から遠回りをしても合理的な経路になりうるか1 事案の概要及び経過2 原処分庁(監督署)の意見ア 合理的な経路とはいえないことイ 請求人が災害にあったのは、逸脱中であることウ ささいな行為とはいえない […]

通勤災害の認定について(11)善意行為

目次善意行為で被災しても通勤のため必要かつ合理的か咄嗟の反射的行動は認める 善意行為で被災しても 人に親切にすることで非難されるいわれはないが、 通勤災害に関わる問題となると事情が異なる。 善意行為(救助、援助等)は、通 […]

まさかの急性期のみ労災扱い ・重量物取扱い外国人労働者の腰痛/滋賀

目次20年間水道管製造工場で重労働通院中の事故はじめの腰痛を調査せず私病扱い主治医が労災請求を妨害 20年間水道管製造工場で重労働 外国人労働者の働く職場は重労働が多いが、ペルー女性のAさんも、20年にわたって水道管の製 […]

通勤災害の認定について(10)自宅の範囲

目次自宅敷地の内と外アパートの内と外 自宅敷地の内と外 今回は自宅の範囲について学習する。解説書などで紹介されているケースは、「マイカー通勤をしている被災労働者は、当日出勤のため、 自宅敷地内にある車庫から車を車庫外に出 […]

元はつり労働者のじん肺労災認定(管理2・肺結核・続発性気管支拡張症)、大阪と沖縄で建築・解体に従事

本誌2003年2月号で報告したじん肺・肺結核・続発性気管支拡張症で沖縄県豊見城市の病院に入院中の男性Aさん(72才、那覇市在住)に対して、9月に沖縄労基署は業務上疾病と認める決定を行った。Aさんは、20代後半から、建設・ […]

「超硬合金肺」被害で 損害賠償裁判提訴:大阪府下の超硬合金工具製造会社

目次超硬合金切削工具の研削加工で会社側責任否認で提訴職業病リストには1981年から登載○超硬合金の粉じんを飛散する場所における業務による気管支肺疾患(昭和56年2月2日労働省告示第7号第1号)【昭和56年2月2日基発第6 […]

頸椎椎間板ヘルニアに労災認定:大理石加工・組立て/東大阪

頸椎椎間板ヘルニアで療養中のBさんの労災支給決定が下りた。発症から7ヶ月であった。Bさんの職場は、人工大理石の台所、洗面所などを製造しており、Bさんの仕事は人工大理石の加工・組み立てだった。Bさんは、今回の労災の3ヶ月前 […]

通勤災害の認定について(9)自宅でない「住居」からの通勤

目次長女宅や病院からの通勤継続性 長女宅や病院からの通勤 ここ2回ほど住居について学習をしてきたが、住居とは、労働者が居住して日常生活の用に供している家屋等の場所で、労働者本人の就業のための拠点となっているところをいう。 […]

通勤災害の認定について(8)友達や恋人宅への 「帰宅」

目次就業のための拠点私的事由は不可というが・・時代が違うのでないか 就業のための拠点 前回は単身赴任者の住居について学習した。家族の住む家と、 赴任先の家の2つの住居を持つ単身赴任者がいずれの家から勤務先に向かっても通勤 […]

通勤災害の認定について(7)単身赴任者住居と自宅の移動

目次単身赴任はつらいよ単身赴任者の「通勤」平成18年改正でやっとこさ 単身赴任はつらいよ 毎年3月の中旬になると「転勤の内示を受けたのだが、なんとか回避できないか」という相談が入る。彼らの背景事情を聞いてみると、子供が生 […]

通勤災害の認定について(6)飲酒運転による事故

目次「支給制限あり得る」扱い飲酒運転での不支給事例 「支給制限あり得る」扱い 飲酒運転の厳罰化により、酒を飲みながら車を運転する人は見かけなくなったし、自家用車で行かなければならないような場所にある田舎の飲み屋が商売あが […]

通勤災害の認定について(5)自転車二人乗りで事故

目次おまえが悪い、と一概に・・時代背景変わり「支給制限」該当もあり得る? おまえが悪い、と一概に・・ 前回に引き続き、被災者が「そんなことをするから事故に遭うんだ」と事業主から言われてしまうようなケースを勉強しよう。今回 […]

通勤災害の認定について(4)寝坊と通勤災害

目次遅刻の取扱い通達早出の場合の事例予定された方法でない通勤 遅刻の取扱い通達 前回まで「就業に関し」について集中して学習してきたところなのでお分かりになると思うが、寝坊などで遅刻をした場合でも、仕事をするために会社に行 […]

石筆(タルク)使用で中皮腫、再調査で一転、労災認定:溶接作業等で罫書き作業/石綿ばく露歴精査する中皮腫登録制度を

目次審査請求期限徒過するも改めて支給決定家族の会に相談したら一から聞いてみたら再調査から支給決定へ厚労省によるアスベスト混入タルク被害事例資料中皮腫登録制度を 審査請求期限徒過するも改めて支給決定 鉄工所などで鋼材に線を […]

アスベスト混入タルクが原因で胸膜中皮腫、労災認定:鉄工所・現寸工/尼崎労基署

仕事で使用したタルクの吸引が原因で悪性胸膜中皮腫を発症したと考えられる男性の労災請求に対し、尼崎労働基準監督署は1992年3月末、業務上疾病として療養・休業補償を支給する決定を下した。 目次モルヒネ時効を止める現寸工アス […]

ゴム工場元労働者O氏の胸膜中皮腫の診断に至るまで:アスベスト混入タルクによる中皮腫

大成功一(市立堺病院・内科医師) 目次確定診断に影響したばく露不明右胸水発見で入院診断そらした二つの修飾因子アスベストばく露歴の洗い直しへ 確定診断に影響したばく露不明 大塚氏が原因不明の胸水で入院されたのは1990年1 […]

タルクと中皮腫・肺がんなどアスベスト関連疾患

熊谷信二(大阪府立公衆衛生研究所) 目次アスベスト混入ベビーパウダータルクとはタルク中のアスベストタルクによる健康障害タルク取り扱い労働者に注目を アスベスト混入ベビーパウダー 2、3年前に小学校の天井や壁の吹き付けアス […]

アスベスト混入タルク吸入で悪性中皮腫・大阪のゴム製造労働者に日本で初めて労災認定

目次石綿肺と胸膜中皮腫戦中からゴム製造に従事アスベスト含有とはつゆ知らず中皮腫では初めての労災認定事例 石綿肺と胸膜中皮腫 アスベスト(石綿)による健康被害の救済を目的に、アスベスト規制運動の一環としてアスベスト・職業が […]

通勤災害の認定について(3)「就業に関し」:終業後の時間の使い方

目次「就業に関し」の範囲「就業に関し」の事例2時間は目安 「就業に関し」の範囲 この連載は今のところ労働者災害補償保険法7条2項の 「就業に関し」 に焦点を当てている。条文を読み返してみると、「…通勤とは、労働者が、就業 […]

通勤災害の認定について(2)会社を出る前の飲酒

前回は通勤から逸脱しない範囲の通勤途上飲酒について述べた。今回は、帰宅する前に会社で飲んでしまったケースを考えてみよう。 目次「打ち上げ」で飲酒後、退勤途上交通事故労災申し出に会社が難色「就業に関し」の範囲被災者にとって […]

脊髄損傷者の諸問題について学習会を開催/福岡

9月2日、福岡県総合福祉センターで脊髄損傷者の学習会が開かれた。当センターでは昨年度、脊髄損傷者による当事者団体「全国脊髄損傷者連合会(以下、脊損者連合会)」を通してKWさんの労災遺族請求(本誌2013年5月号)の相談が […]

通勤災害の認定について(1)帰宅途中の飲酒

目次会社歓送迎会めぐる最高裁判決労災保険法上の「通勤」逸脱と中断「ちょっと一杯」は? 会社歓送迎会めぐる最高裁判決 2016年7月8日、最高裁判所で、ある労災事件に関する判断が示された。被災者は、一度は断った会社の歓送迎 […]

中皮腫サロン 8/16お盆でもやってます

中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会関西支部の中皮腫サロンは、中皮腫をはじめとするアスベスト疾患の患者さんどうしが経験や想いを分かちあいの時間と場です。いわば、好きな事を出し合い、ききあいましょう、です。 8月は16日 […]

ニチアス元従業員らによるアスベスト国賠(泉南型)被災者15名、原告29名に及ぶ集団提訴

ニチアス元従業員である勝村正信さんに対する国家賠償訴訟における和解が成立したこともあり、ニチアスをはじめとする奈良県内のアスベスト工場などで就労し、健康被害を被った被災者に対する国家賠償訴訟が提起されている。その内訳はほ […]

はつりじん肺訴訟が和解解決、提訴8年 大阪地裁~末端の建設労働者がゼネコンに責任を問う!

目次はつり(斫り)工15人の闘い訴訟の背景立証の困難さ大林組への抗議行動原告の声はつりじん肺訴訟和解成立 企業側が解決金支払いへ(毎日新聞2018年5月21日) はつり(斫り)工15人の闘い 2009年12月21日に提起 […]

ニチアス王寺工場元労働者、初のアスベスト国賠和解(泉南型)

目次ニチアス王寺工場では初(良性石綿胸水・びまん性胸膜肥厚患者)国の抵抗あるも、アスベスト訴訟弁護団和解かちとる ニチアス王寺工場では初(良性石綿胸水・びまん性胸膜肥厚患者) 大阪泉南アスベスト国家賠償訴訟最高裁判決を受 […]

4・26 中皮腫サロンのお知らせ

中皮腫患者どうしの情報交流、分かち合いの場です。 いろいろな手続きに通じたサポートスタッフもいます。 中皮腫に限らずアスベストによる疾患の方もお気軽におこしください。 日時:4月26日(木) 13:30〜 場所:関西労働 […]

5・12 岡山支部 相談会・総会・キャラバン隊講演会 

岡山支部では以下のとおり総会等を開催します。 日 時:5月12日(土) 10時から12時  相談会 13時30分から15時 総会・キャラバン隊講演会 場 所:オルガホール 4階会議室「オルガマウント」

6・1「中皮腫100人集会」のお知らせ

100人集会の案内 100人集会の特設ページにはこちらから 100人集会プロジェクトについて 日 時:2018年6月1日(金) 院内集会12時~13時  省庁交渉14時~16時30分 場 所:衆議院第一議員会館 大会議室 […]

4・20 シンポジウム「過労死防止と『働き方改革』」

要旨 過労死防止大阪センターがスタートして 3 年が経ちました。過労死防止法の制定以来、過労死ゼロに向けての流れが大きなうねりになっています。その反面で、①定額働かせ放題の「高プロ制」創設、②残業隠しの企画業務型裁量労働 […]

4・19 中皮腫サロンのお知らせ

目次趣旨日時・場所今後の予定 趣旨 中皮腫患者の方のためのピアサポートの場をつくります。中皮腫はアスベストの影響で罹患する方が多い、希少ながんです。なかなか出会うことができない患者どうしのつながりをつくり、経験を分かち合 […]

5・20 中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会 ファミリーサロン

アスベスト疾患患者のご家族、ご遺族のためのピア・サポートの場です。遺族の方々の分かち合いの場にしていきたいと思います。会員/非会員を問わず、どなたでも参加できます。 日時:2018年5月20日(日)10時30分~12時 […]

4・9 中皮腫サロンのお知らせ

中皮腫患者の方のためのピア・サポートの場を設けます。患者同士の分かち合いの場にしていきたいと思います。 会員/非会員を問わず、どなたでもご参加できます。 日時: 2018年4月9日(月)13時30分~15時30分 場所: […]

5・20 中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会 関西支部集会

中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会、関西支部の集会を以下のとおり行います。 アスベストの影響で病気になったという方、そのご家族のみなさま、ぜひともご参加ください。 詳細を知りたいという方は、ご連絡いただけたらと思いま […]

「中皮腫サポートキャラバン隊」の活動

目次死ぬまで、元気で!大阪 死ぬまで、元気で! 大阪 中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会の「中皮腫サポートキャラバン隊」栗田英司氏・右田孝雄氏が3月11日市民オフィスで開催された同会関西支部例会に来訪し、楽しく交流し […]

情報開示請求で判明した堺市の公文書隠ぺい(「それぞれのアスベスト禍(78回)」)

目次「それぞれのアスベスト禍(78回)」情報開示請求で判明した堺市の公文書隠ぺい 「それぞれのアスベスト禍(78回)」 情報開示請求で判明した堺市の公文書隠ぺい 2017年12月19日、私は堺市と大阪府に対して行政文書の […]

第13次労働災害防止計画、今後のあり方とは

目次今後の検証が大事 労災防止の数値目標第13次労働災害防止計画始まる注目される課題ごとの目標数値労働者以外の安全衛生にも言及制度改正につながる取り組みを 今後の検証が大事 労災防止の数値目標 第13次労働災害防止計画始 […]

韓国ニュース(2018年4月号より)

目次高圧線整備労働者、電磁波によって白血病、労災初認定医療・輸送労働者の超長時間労働合法化は安全社会に逆行11年経ってもやって来ないアボジの春「九宜駅のキム君はどこで保護されるのですか?」 高圧線整備労働者、電磁波によっ […]

厚生労働省との交渉(2018年3月23日)

全国労働安全衛生センター連絡会議では毎年、厚生労働省と労災・職業病問題をめぐる諸問題について交渉の場を設けています。今年度は以下のとおり実施致しました。 日時:2018年3月23日(金) 13時〜17時

厚生労働省との交渉(2016年3月30日)

全国労働安全衛生センター連絡会議では毎年、厚生労働省と労災・職業病問題をめぐる諸問題について交渉の場を設けています。今年度は以下のとおり実施致します。 参加・取材をご希望の方は担当までご一報ください。 日時:2016年3 […]

全国労働安全衛生センターとは

全国労働安全衛生センター連絡会議は、各地の地域安全(労災職業病)センターを母体とした、働く人の安全と健康のための全国ネットワークとして、1990年5月12日に設立されました。関西労働者安全センターも加入しています。 ht […]

ブラジル人損賠裁判で証人尋問 大阪

(2003年10月機関誌より) 10月23日大阪地裁において、労働災害で右腕を失ったブラジル人労働者Yさんの損害賠償裁判で証人尋問が行なわれた。原告側証人は原告のYさん、被告側は株式会社永井半の社長、ブラジル人担当者、当 […]

沖縄・那覇、粟国島で斫り(はつり)労働者職業病相談

(2003年10月機関誌より) 本誌前号で紹介した那覇市在住の元はつり労働者A氏がじん肺・合併症で労災認定されたことを受け、沖縄県の斫り労働者、離職者の話をもっと聞く取り組みを行った。今回は、当センター事務局の片岡だけで […]

トヨタ過労自殺事件、高裁で遺族が勝訴 -業務起因性を認める判決

(2003年9月機関誌より) 7月8日名古屋高裁にて、トヨタ自動車の係長が過労でうつ病を発症して自殺した事件の労災認定を争う訴訟が約15年を経て解決した。判決は、労働基準監督署側の控訴を棄却し、業務起因性を認めた。 トヨ […]