コロナ緊急事態宣言下で街をかける Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員にインタビュー

新型コロナウィルス感染対策での緊急事態宣言後、事務所のあるオフィス街では、ウーバーイーツのロゴの大きなカバンを背負った配達員たちを、多数見かけるようになった。しかも、明らかに外国人が多い。小柄で黒髪のアジア系の若者が多く、大柄で色素の薄い欧米系も何人か見かけた。日本人らしい配達員は少し年齢層が高い40代くらいの男性が多かった。少数ながら女性も見かけた。
以前にウーバーイーツユニオンが配達員の事故調査を行っているという記事を掲載した。労基法の労働者として扱われない彼らの安全の問題は重要である。
実際に街で見かける彼らにインタビューを試みた。

Uber Eats 配達員インタビュー

事務所近くのマクドナルド前でUber Eatsのリュックを担いでいるベトナム人の3人組がいたので声をかけてみた。日本語能力もまちまちで、ひとりは全く話すことができない。自信満々で話をしてくれた。

-皆さんが運送しているのをよく見かけるけど、いつから始めたんですか?
「4月からです。仕事がなくなっちゃって」

-今までどんな仕事をしてたんですか
「それはちょっと…3人とも別々のところにいました」

-留学生?技能実習生?
「それもちょっと…」

-まぁ、いいか。この仕事は忙しいですか?
「1日10回くらい依頼が入るでしょうか」

-単価はどうなっているのですか?
「1回300円ですよ。だいたい20分くらいかかりますかね。」

-一日3000円くらいしか入らないじゃないですか?
「そうなんですよ。だけどほかに仕事ないし・・・」

-時間はどれくらい使っているのですか?
「朝の9時から夜11時までですよ」

-自転車はレンタサイクルでしょ?これは自分で借りたのですか?
「自転車は会社が用意してくれました」

-暑くなってきたから体に気を付けてくださいね。雑誌ができたら持ってきますね。