死ぬまで元気です 22 余命2年と言われて胸膜中皮腫を生きる患者 右田孝雄

皆さま、お元気ですか?私はおかげさまで相変わらず元気にあちこち飛び回っています。「中皮腫サポートキャラバン隊」も今年に入ってから新しいことも始めました。実は、兵庫医科大学病院で毎月第3火曜日に「中皮腫サロン」を開催することになりました。既に2度、「中皮腫サロン in 兵庫医科大学」を開催しました。
初回は1月21日に開催しました。チラシを制作して兵庫医科大学の中皮腫センターへ配備したり、掲示板へ貼ったり、「みぎくりハウス」や私のブログで宣伝しました。その結果、初回にも拘らず中皮腫患者さんが9名、ご家族が14名参加してくださいました。以前からキャラバン隊として一緒に活動してくれている方、以前相談に来られた方、また今回初めて来られた方など情報が欲しい方、問題を抱えている方など多数の方々にお集まりいただきました。
当大学病院の長谷川誠紀先生、木島貴志先生も見学に訪れましたが、患者さんやご家族の質問にいつしか一緒に参加し話されていました。初回は人数が多かったので患者、家族にそれぞれ分かれて同じ立場同士で悩みが話
し合われました。患者さん9人のうち手術された方が4人いましたが、4人とも再発された方でした。たまたまでしょうが、これから手術をしようとする患者さんのご家族が一組いたので、患者と家族を分けていて良かった
とこの時は胸を撫でおろしました。サロンは時間が足りないくらい一つの悩みに皆さんがそれぞれ意見を出し合いました。終了した時は皆さん大変喜んで顔には笑みを浮かべて帰られました。まとめ役として大変でしたが、
やって良かったと実感できました。
そして第二回「中皮腫サロン in 兵庫医科大学」は2月18日に開催いたしました。この日は患者7名、家族7名の参加でした。今回初めて来られた患者さんは3名いました。皆さんご一緒にそれぞれの悩みを打ち明けていただき、それに皆さんの意見や体験談を聞くという方式で行いました。初めて来られた患者さんは皆さん治療が始まった方ばかりでした。その中の一人が「治療以外に自宅でどのようなことを心掛けたりしているか」との質問に、前回も来られた女性の患者さんが、お風呂で身体を温める大切さと食事の大切さを伝えられていました。私も国際腹膜播種学会で米村豊先生が発表された文献に掲載されていた温熱療法の原理の中で「体内を43度以上にすると30分でがん細胞が死滅していき、50度だと数分で、60度だと数秒で死滅する」と書いていたことを話しました。他にもオプジーボの副作用などには注意が必要だとか医師が言ったことなどについて話されていました。
この日も時間ギリギリまで有意義に意見交換し、皆さん満足顔で帰られました。これからも月一ですが、続けていきたいと思います。
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