全国労働安全衛生センター連絡会議第32回総会、10/23オンラインで開催●全国

全国安全センターの総会がオンラインで開かれた。

32回目となった今回は、「フリーランスの実態と政策課題」と題して呉 学殊氏(労働政策研究・研修機構(JILPT)統括研究員)による記念講演ウーバーイーツユニオン執行委員長の土屋俊明氏による特別報告が行われた。

長年の実地調査・分析をふまえて呉氏は、フリーランスの定義、労働者性の判断基準を紹介し、フードデリバリーサービス配達員等34名のフリーランスに対するヒアリングを行った結果を報告された。

対象者の職種は、フードデリバリーサービス配達員、塾の講師、スポーツインストラクター、芸能従事者、ホテル支配人、コンサルタント、フリーライター、俳優、校正、イラストレーター、漫画家アシスタント等多岐にわたり、今回は特に、フードデリバリーサービス配達員、校正、ホテル支配人・副支配人、俳優・歌手の4事例を取り上げて就労実態等を報告・分析された。その上で、労働者以上に弱い立場にあるフリーランスの立場をどのように保護していくのかについての政策課題を述べられた。

土谷氏からは実際のウーバー配達員のおかれた現状について、同業他社との比較もしながらこの間のウーバーの実態報告をされた。フリーランスの現実について「理論と実際」が提起された意義深い講演であった。


つづいて、総会議事がおこなわれ、活動・会計報告と新年度の活動方針、役員体制、予算が承認され、つつがなく総会を終えた。今総会の記念講演、特別報告は、全国安全センター機関誌「安全センター情報」の年明け号に掲載予定である。

■全国労働安全衛生センター(略称:全国安全センター)とは・・・・

全国センターは、労働災害、職業病の被害者とその家族、労働者・市民が主体となって、より安全で健康的な職場・社会を実現するため1990年5月12日に設立されました。様々な労災職業病の被害者とその家族の相談に応じ、治療・労災認定・損害賠償・職場復帰等を支援しています。
長い活動の歴史をもつ、関西労働者安全センター(1973年設立)、高知県労働安全衛生センター(1975年設立)、神奈川労災職業病センター(1978年設立)、大分県勤労者安全衛生センター(1981年)が呼びかけた地域安全センター全国交流会を母体とし、全国安全センター設立後にできた、東京労働安全衛生センター(1998年設立、母体となった研究会は1979年設立)、ひょうご労働安全衛生センター(2000年設立)、名古屋労災職業病研究会(2001年設立)等々、全国各地の地域安全(労災職業病)センターによる全国ネットワークです。

全国安全センターホームページより

1990年5月12日 結成総会(東京・渋谷)
田尻宗昭氏初代議長就任。第2代・原田正純氏、第3代・井上浩氏、第4代・天明佳臣氏、現在・平野敏夫氏。
事務局長・古谷杉郎氏
〒136-0071 東京都江東区亀戸7-10-1 Zビル5階
TEL:0120-631-202 FAX:03-3636-3881