秋です-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/52 右田孝雄

皆さん、こんにちは。

私は相変わらず気持ちは元気ですし、食欲の秋、芸術の秋、運動の秋と過ごしやすい季節となりました。私はもっぱら食欲の秋ですね。

前回のコラムでお話しさせていただきましたが、先月ごろから急に右脇腹にコブのようなものが隆起してきたので、先日慌てて兵庫医科大学病院の長谷川先生に診てもらいました。その上で後日PETCT検査もしたのですが、その画像を見たら、見事に右脇腹だけが赤を通り超して真っ白に光っていました。さあ、これはどうしたらいいものかと現在悩んでいるところです。

でも悩んでばかりいても前には進みません。治療をしながらも、自分ができることはどんどんしていくつもりですが、実は今月、茅ヶ崎へ花火大会を観に行く予定です。ずっと行きたかったのですが、都合が合わずに何年もいけなかったのです。茅ヶ崎の花火大会は、私の大好きなサザンオールスターズの曲に合わせて花火が夜空に打ちあがるという何ともロマンティックなものです。本当なら彼女を連れて行きたいのですが、もうこんな年で彼女なんてできやしません。なのでサザンオールスターズファンの友達たちと行ってきます。

よく再婚やとか3回目の結婚とか芸能界やその辺でも話は聞きますが、どうやってお相手見つけるのでしょうね?私なんて出会いすらないのでもう無理だとしか思えませんからね(笑)。

話は飛びましたが、11月12月には桑田佳祐さんのライブにも当選したので行かせていただく予定です。人生は1度きり、楽しいこともたくさんやった方が得です。楽しいこと、やりたいことやっていきましょう。人生いつ何が起こるか分かりません。それが私が行きついた残りの人生の生き方です。

冒頭の話に戻りますが、実は長谷川先生から放射線治療を進められています。

でも放射線治療となると、ひと月から6週間ほどの入院が必要と聞きました。もし入院するとなると、今入っている予定なんですが、花火やライブもそうですが、新潟支部の講演や家族との旅行なども計画しています。全ての予定を終わらせてから入院するとなると、2月中旬以降となってしまうんですよね。ここで悩んでいるんです。入院を2月中旬まで延ばしていいものか、行きたいところを止めてまで治療に望む方がいいのか、どちらが正しいかは本人が後悔しない方を選ぶことなのですが、こればかりは結論はなかなか出ませんね。

どうなるのかは、またこの後になりますが、私は悩みながらも、死ぬまで元気でいきたいです。

関西労災職業病2022年10月537号

悪性胸膜中皮腫と言われてどこまで生きれるかやってみよう!とおかげさまで5年経過達成しました~平成28年7月突然の「悪性胸膜中皮腫」確定診断。その後「中皮腫サポートキャラバン隊」中心に全国行脚を展開しながら治療を続けてきました。お蔭で6年を経過致しました。これからは目指すべきものの達成に向けて鋭意活動中です。(右田孝雄氏のブログ)

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