★最新★胆管がん労災認定状況-2020年度は4件、群馬で初の認定。累計52件に/大阪のSANYO-CYP社はその4割弱の19件

2020年度中に認定された職業性胆管がん事案が4件で、うち、新たに群馬労働局管内で初めて認定事案が発生したことなどわかった。

労災かどうかを判断する厚生労働省「印刷事業場で発生した胆管がんの業務上外に関する検討会」が2020年中は12月9日に開催され、ここで4件の業務上外が判断され、印刷業の4件を業務上と判断していた。(2021年度については11月24日に開催されている)

業務上とされた4件は、北海道、群馬、東京、愛知の各労働局管内の労基署に請求があった事案だった。群馬局では初めての認定事案となった。

2020年度までの累計では52件となる。

うち、職業性胆管がん事件の「震源地」であるSANYO-CYP社の(元)労働者は19名で、全体の4割弱を占める。

2019年度は全国で3件が認定されており、いまだ、職業性胆管がんの発生が続いているということになる。健康管理手帳の取得勧奨など国と企業に夜一層のきめ細かい退職者健康管理が求められている。

以下が厚生労働省からの入手資料である。参考として、2019年度、2018年度入手資料についても掲載したので参照されたい。

(参考)2019年度データ

(参考)2018年度データ

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