ベッド変えたら-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/53 右田孝雄

皆さん、こんにちは。私は相変わらず気持ちは元気です。

とは言っても、右脇腹の腫瘤はそのままな感じです。痛みは以前に比べたら緩和されているように思います。でもいつ大きくなるか分からないのが中皮腫なんですよね。

最初、この腫瘤の鈍痛は寝ているときによく出てきたんです。布団で寝ていたのですが、仰向けで寝ると背中に鈍痛が出てきます。そうブログに書いたら、それを読んだ妹が「ベッドに変えたら?」と言ってきました。正直、ベッドに変えるといった選択肢は私の頭の中には全くなかったもので、目からうろこというんでしょうか、すぐにベッドを見に行きました。

「お値段以上~♪」っていうお店にベッドを見に、初めて行ったのですが、凄い品揃えですね。最初は普通のベッドを買うつもりが、見ていたら電動ベッドもたくさん品揃えがありました。やはり、近い将来、ひょっとしたら、私も介護のお世話になるかもしれませんので、どうせ買うのだったら電動ベッドにしておこうと考えました。店員さんを呼んで、「自宅は階段が狭いのですが入りますか?」と聞いたら、「配送員が行って組み立てますので大丈夫です」と言うので買ったんです。ただ配送してくれるのが2週間後だったので、その間、ベッドを部屋に置くのだったら断捨離もして部屋をさっぱりさせようと色んなものを選別して処分しました。でも思い入れのあるものって、それを捨てようかと思ったとき、どうしようか迷いませんか。つい迷って思いにふけって断捨離が進まないんですよね。

断捨離を進めるうちに今度は部屋の襖がくすんでいることに気付いて、業者に頼んで襖の張替えを依頼するのに来ていただきました。そしたら、業者の方が持ってきた見本を見て、部屋の模様替えまで頼んでしまいました。

見積もりが想像以上に格安だったので頼んだのですが、私のイメージと業者のイメージがかけ離れていたことが後に分かり、またその金額で大丈夫な模様替えに変更したんです。そして2週間が経過し、ベッドが到着して搬入するのかと思ったら、「これは一枚物の鉄板が入っているので、搬入できません」と言われたんです。前に書いていますが、ベッドを購入した際、店員の方は「配送員が組み立てるので大丈夫」と言ったことを店に伝えたところ、全面的に店側が非を認めて、別の組み立て式の同様のベッドを提案し、諸経費なしで一週間遅れで搬入してくださいました。

ベッドの寝心地はというと、マットレスが柔らかすぎて腰が痛いという難点以外は心地よく寝かせていただいてます。

因みにですが、「お値段以上~♪」というのは、なんとなく分かったような気がしました。

私は電動ベッドで寝ようが、部屋の模様替えで余計な出費をしようが、死ぬまで元気です。

関西労災職業病2022年11-12月538号

悪性胸膜中皮腫と言われてどこまで生きれるかやってみよう!とおかげさまで5年経過達成しました~平成28年7月突然の「悪性胸膜中皮腫」確定診断。その後「中皮腫サポートキャラバン隊」中心に全国行脚を展開しながら治療を続けてきました。お蔭で6年を経過致しました。これからは目指すべきものの達成に向けて鋭意活動中です。(右田孝雄氏のブログ)

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