死ぬまで元気です/27-ZOOM でGO!胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記 右田孝雄
皆さま、お元気ですか?私はコロナ禍の中、3月ごろからほぼステイホームで、自宅でできることを探しては楽しんでいます。涼しい頃から外出自粛を余儀なくされて、地震があったり大雨が降ったりで、最近は猛暑との闘いで、エアコンの効いた自宅で何かやることないかと考えながらも、本来の怠け者体質が見え隠れしています。
ステイホームとなってから、下手くそながらもたまに料理をしたり、そば打ちをしたり、愛犬のユイちゃんを撮影してYouTubeにアップしたりと、自宅で趣味になるようなことを探してはそれなりに楽しんでいます。お蔭で動画の編集技術などはかなり上達したんじゃないでしょうか。
「中皮腫サポートキャラバン隊」としては、現在地方へ出ての講演会や交流会は全て自粛しております。昨年は、ほぼ毎週と言っていいくらい地方へ行っては患者さん達と交流を図ってきました。しかし、今年はまだどこへも行かず、専らオンラインで患者さんと交流を図っています。毎週水曜日は前々回のこのページでご紹介した通り、「中皮腫ZOOMサロン」を開催し、毎週十数人の患者さんやご家族が参加して、笑顔で励まし合っています。
また、「ZOOMでインタビュー」と題して、患者さんをZOOMに招き、闘病中の苦労や夢などを語っていただき、その映像をポータルサイト「みぎくりハウス」へ投稿し、患者さんの今後の参考にしてもらえるように取り組んでいます。そして、5月と7月には外部から講師を招いてオンラインで講演会(*)も開催しました。8月8日には「中皮腫・オンラインなんでも相談室」と題しまして、キャラバン隊の運営メンバーの患者が相談に訪れた患者さんと個別にZOOMで相談に応じるという企画を実施いたしました。本来なら、直接相談者と膝を突き合わせて話した方が親近感も涌いていいのですが、さすがにこのコロナ禍の状況では行くことは愚か、膝を突き合わせることですらリスクを伴うはずです。
こんな外出自粛、厳戒的な状況の中ですから、今後ますますオンラインの需要は高まるでしょうし、オンラインを通しての交流も広まるでしょう。外には出ていけないのですから、これを今後使わない手はないでしょうね。
いつまで続くか分からない新型コロナウィルスの感染拡大、基礎疾患や呼吸器疾患を持つ患者は、自主的に外出規制をしないといつ感染するか分かりません。これ以上ツラい思いはしたくないので、私も外出自主規制で自宅に引きこもりながら、もっとオンラインで患者同士で楽しめる、また励まし合えるような企画を考えていきたいと思います。
今後も「中皮腫サポートキャラバン隊」の活動に目を離さないで下さいね。
*7月18日の中皮腫オンラインセミナー講演録(「療養中の不安とのつきあい方」講師:仲程千夏先生 中頭病院)@「みぎくりハウス」
筆者ミギえもんのブログ「悪性胸膜中皮腫と言われてどこまで生きれるかやってみよう!」
中皮腫サポートキャラバン隊HP みぎくりハウス
関西労災職業病2020年8月513号