新型コロナ労災対応で新通達-「予断なき受付」徹底を指示 2020年4月23日

厚生労働省が「相談又は問い合わせがあった場合には、感染経路が特定できないことをもって直ちに保険給付のないしょうとならない胸を説明するなど予断を持った対応をおこなうことのないよう徹底されたい」との現場への指示をした通達を出した。東京労働安全衛生センターが阿部知子国会議員事務所より入手した。
阿部事務所によると「立憲民主党の厚生労働部会で「相談窓口で不適切な対応があった」という指摘が出され、それを受けて厚労省が発出したもの」ということだ。
新型コロナについて労災申請への対応については、2月3日に事務連絡がすでに出されているが、現在までに労災申請件数はわずかに3件(4月24日毎日新聞報道)でしかなく、労災申請することができることが周知されていない、労災申請や相談をしても窓口で申請を抑制するような「お役所的対応」が行われているのではないかと懸念されている。
仕事・通勤が原因だと思ったら、まずは積極的に労災申請することを勧めたい。
片岡明彦(関西労働者安全センター事務局)