死ぬまで元気です 19 右田孝雄

皆さま、こんにちは。
9月から始まった全国縦断の「中皮腫サポートキャラバン隊」も、途中台風の影響で群馬県太田市の開催は中止になりましたが、その他 22 ヶ所で無事講演と交流会を開催することができました。この場を借りて、準備を手伝ってくれたスタッフの皆さん、来場して下さった方々に御礼申し上げます。
全国 22 ヶ所を回った感想は、やはりどこにも中皮腫という希少がんを患い苦しみ嘆いている患者さんやご家族がたくさんいることを再確認できました。そして、まだまだ周知不足なんだということも認識できました。広く周知をしていただくために記者会見を各地で開くのですが、大きい行事や事件と重なり取り上げてくれるマスコミが少ない時は、やはり来場される方は少ないですね。ただ、そんな中でも来場してくれて、「ブログ見てきました」なんて言って下さる方が全国各地にいたことが嬉しい驚きでした。
中皮腫患者は、最初の診断を受けて「中皮腫ってなに?」というところからス
タートするも周りで知って いる人など病院関係者以外皆無に等しく、ネットで検索してようやく予後の悪いことを知らされるのです。そんな中、私のブログを見つけてくださって「何か情報が欲しい」と来場してくださる患者さんやご家族
とお会いしたら、私自身もパワーをいただけます。
来年も全国各地を回って、一人でも多くの患者さん、ご家族と寄り添い、励まし合いたいと思います。
全国各地を回っても、来られない方々はたくさんいます。そんな患者さんやご家族のために作成した中皮腫ポータルサイト「みぎくりハウス」、その名前の由来となった私と相棒の栗田英司さんですが、相棒が亡くなってから半年が経過しました。その相棒の功績を讃えたく、12 月8日に「栗田英司氏を偲ぶ会」を開催しました。
生前彼と深く携わられた方々が全国から39人集まって下さいました。当日は昼間
から彼の生まれ故郷の静岡市のお店を借り切り、栗田さんの生前の功績を讃える「感謝の言葉」と献花で涙しました。でも栗田さんは「泣いてちゃダメだよ」っていうに違いないので、その後は栗田さんの生前のエピソードや幼少期の話などを座談会で話したり、彼が好きだった曲を生演奏で歌って、彼の功績を偲びました。
栗田英司氏がやりたかったこと、またやり残したことは私が直接聞いています。彼の遺志は「中皮腫サポートキャラバン隊」として、これからも引き継いでいきます。
いつか向こうで彼と会っても恥ずかしくない活動をこれからもしていきたいと思います。
いよいよ 2020 年、余命2年と言われた瞬間から、まさかオリンピックの年を迎えることができるとは思いもしませんでした。
「死ぬまで元気です」、まだまだ元気に頑張りたいです。
皆さま、2020 年もよろしくお願い致します。

(201911_505)

栗田英司さん 2018年6月1日@東京 省庁交渉後の懇親会にて