7月は中皮腫啓発月間-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/59 右田孝雄

皆さん、こんにちは。お元気ですか?

私はもう元気です。

和歌山の病院から兵庫医科大学病院に転院し、通院は面倒ですがやはり経験豊富なドクターが揃われていることは一種の安心にも繋がります。中皮腫に罹患して丸7年が経過し、8年目に入りましたが、気持ちはまだまだ元気です。

7月は中皮腫啓発月間と一昨年から位置付け、様々なイベントを開催するのですが、今年もたくさんのイベント開催に向けて鋭意準備中です。今回のイベントは主に土曜日に集中していますが、やはり患者さんは病院も休みで自宅にいることも多いのではと考えたのと、講演などお願いするドクターも土曜日の休みを1、2時間程度提供していただくということで、お願いしやすいことから土曜日に集中しました。ドクターも患者団体に頼まれたら断り切れませんよね。でも、ドクターが出演してくださることが当たり前ではないことを自覚して感謝したいと思います。

まず先陣を切って、7月1日東京の銀座にて中皮腫リアルサロン&相談会をします。ここでは国立がん研究センター中央病院の後藤悌先生がリアルで皆さんの相談に答えます。私もザギンでシースーではなく、東京近郊の患者さんたちと寄り添いたいと思います。
そして7日はMeet the Expert「胸膜中皮腫」と題した治療についての講演会で、私もパネリストとして出る予定です。こちらはオンラインでの開催となります。翌日の8日は中皮腫拡大ZOOMサロンを開催します。こちらでは、「胸膜中皮腫の部屋」「腹膜中皮腫の部屋」「家族の部屋」に分かれてそれぞれの立場で色々体験談や情報の共有をしていただきます。

15日は、みんなで相談Q&A「胸膜中皮腫」ということで、国立がん研究センター中央病院の吉田達哉先生が皆さんからの相談にオンラインで答えてくださいます。

22日は準備から私もずっと関わってきた兵庫医科大学胸部腫瘍学とキャラバン隊の共催で「市民公開講座」を兵庫医科大学病院の会議室でおこないます。私が司会で、呼吸器内科の栗林康造先生、呼吸器外科の橋本昌樹先生、放射線科の冨土原将之先生の3人の先生方からお話を伺います。こちらは会場とオンラインのハイブリッド開催でネット配信も致します。

そして29日には、みんなで相談Q&A「腹膜中皮腫」ということで、国立がん研究センターの下井辰徳先生、愛知がんセンターの安藤正志先生が腹膜中皮腫について、オンラインで皆さんからの質問にお答えして下さいます。

これだけの先生にお声掛けして、誰一人断ることがなかったんです。本当にご協力いただいた先生方に感謝申し上げます。

当然、これらのイベント全てに私も関わっていきます。ほんまに忙しい夏になりそうですが、私は死ぬまで元気にやりたいことやりますよ。ただ中皮腫啓発月間終わったらちょっと休んでもいいですよね。

7月は中皮腫啓発月間 Mesothelioma Awareness Month(みぎくりハウス)

国立がん研究センター希少がんセンター フェイスブック

関西労災職業病2023年6月544号

悪性胸膜中皮腫と言われてどこまで生きれるかやってみよう!とおかげさまで5年経過達成しました~平成28年7月突然の「悪性胸膜中皮腫」確定診断。その後「中皮腫サポートキャラバン隊」中心に全国行脚を展開しながら治療を続けてきました。これからは目指すべきものの達成に向けて鋭意活動中です。(右田孝雄氏のブログ)

中皮腫ポータルサイト<みぎくりハウス>NPO法人中皮腫サポートキャラバン隊ホームページ