〈復刻〉名村造船所 マンガン中毒労災認定ー全港湾建設支部・名村分会の闘いの記録ー1981年11月14日発行
溶接関連労働者におけるマンガン中毒労災認定として日本では初めてとなった大阪の名村造船所における認定闘争について被災労働者Y氏が所属し闘争の中心である全港湾関西地方建設支部名村分会発行の冊子を、関西労働者安全センターの責任でほぼそのまま転載したものです。(以下目次から、各章の記事にリンクしています。)
当時、マンガン中毒問題は労働衛生、労災上の大きな問題となり、名村闘争のほかに、大阪府大東市の植田マンガン、京都府の辻中工業マンガン鉱山における問題に関西労働者安全センターも取組の一翼を担っていました。それらの情報は機関誌バックナンバー記事などをご参照ください(当HPで「マンガン中毒」で検索)
02. 労災闘争は分会闘争を鍛える/全港湾関西地方本部地方執行委員長 山本敬一
03. 古くて新しい職業病-マンガン中毒/関西労働安全センター事務局長 榎本祥文
04. 拡大する重金属中毒に警鐘を!/医療法人南労会松浦診療所医師 松浦良和
07. Yマンガン中毒労災認定闘争の経過とかちとった成果/全港湾建設支部各村分会
12. 模擬職場環境測定報告書〔第2報〕(昭和55年12月20日)
14. Y氏の労災認定に関する補足意見書/全港湾建設支部名村分会
16. 報告書・ソビエト連邦におけるマンガン中毒(1)ー発生状況、予防と研究ー/松藤元
17. 参考資料
(1)溶接作業での健康障害とその予防対策/三菱重工相模原製作所診療所長 八上享司