奇跡って信じますか?-胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記~死ぬまで元気です/64 右田孝雄

皆さん、こんにちは。お元気ですか?

私は、最近は咳が頻繁にでるもののその他は慣れと言いますか、疼痛も気にするほどでもなく、一応日々元気に過ごしております。そして何より、阪神タイガースが38年ぶりの日本一に輝きました。阪神ファンの皆様、おめでとうございます。私もこれほど嬉しいことはここ数年なかったです。

さて皆さん、奇跡って信じますか?私に起こった奇跡、聞いてくれます?

まず、2023年9月14日、甲子園で怒涛の11連勝でリーグ優勝したのを、まず奇跡的にチケットを獲っていて球場で観戦することができました。購入した当初は殆んど連勝しないと優勝は無理だと思っていたのが、あれよあれよと勝ち進んでアレを掴みました。そして、CSも勝って日本シリーズに進出しました。

日本シリーズは球場での観戦はできませんでしたが、対戦は3勝3敗で最終戦の第7戦での決着となりました。実は第7戦の11月5日は私の誕生日でもありました。そんな日に阪神が勝つ、そんな奇跡的なことはないと思っていたんです。それがまさか現実になるとは、38年ぶりの日本一が私の誕生日になるとは本当に奇跡としか思えませんでした。

これって奇跡ですよね!と自画自賛しております。

めでたいといえば、関西労働者安全センター設立50周年おめでとうございます。先日記念レセプションに参加させていただき、その時皆さんのスピーチがありましたが、何人かの方からこのコラムを楽しみにしているとお聞きしました。私の普段の行動やエピソードに一喜一憂する姿を、皆さんが楽しみにされていたとは感謝の気持ちでいっぱいです。実は私自身、そんなに注目されていないと思っていただけに想像以上に反響が大きいことを知り、生きている限りこの「死ぬまで元気です」を続けたいと思いました。もっともっと面白い話題の提供をしたいと思います。今後とも皆さん何卒よろしくお願いいたします。

さて、50周年記念レセプションに参加して、郵便局の組合時代のことを思い出させていただきました。当時は今と違って、イケイケな組合員も多くて、労使交渉の際、先輩たちが使用者側の上司に平気で「夜道歩くの気を付けてな」とか「時間はたっぷりあるから朝まで交渉するか」などと怒鳴っていたことを思い出しました。今でしたらすぐに重い処分食らいますよ。因みに私はそういったことは言いませんでしたが。

中皮腫に罹患してからお世話になりっぱなしの関西労働者安全センターの方々には、これからもアスベスト被害者への手助け、中皮腫サポートキャラバン隊へのご支援よろしくお願いいたします。私も中皮腫罹患10年を目指してまだまだ元気です。

関西労災職業病2023年11・12月549号

悪性胸膜中皮腫と言われてどこまで生きれるかやってみよう!とおかげさまで5年経過達成しました~平成28年7月突然の「悪性胸膜中皮腫」確定診断。その後「中皮腫サポートキャラバン隊」中心に全国行脚を展開しながら治療を続けてきました。これからは目指すべきものの達成に向けて鋭意活動中です。(右田孝雄氏のブログ)

中皮腫ポータルサイト<みぎくりハウス>NPO法人中皮腫サポートキャラバン隊ホームページ

中皮腫治療推進基金