JAM大阪が安全交流集会で職場巡視/大阪
JAM大阪は6月2日と3日、2024安全衛生交流集会を開催した。従来は毎年2日間にわたって講義と職場巡視のトレーニングを合わせた研修をその主な内容とした交流会を開催していたが、ここ3年間は、新型コロナウイルス感染症対策のため、実際の職場を訪問する職場巡視を取りやめていた。今回は久しぶりに事業場を訪問しての開催となった。
初日は、「労働安全衛生法入門」と題して当センターの西野が、「化学物質のリスクアセスメント」について熊本学園大学教授で当センター副議長の中地重晴氏がそれぞれ講演を行った。その後、グループに分かれて災害事例とその対策についてグループ討議を行い、翌日の職場巡視のためのチェックリストに目をとおした。
2日目は堺市の旭精工株式会社と岸和田市のKN村田産業株式会社に分かれ、職場巡視の研修を行った。両社とも、独自の安全衛生対策の取り組み状況について報告があり、参加者は巡視により参考となる事例と改善が必要な事例の指摘に取り組み、グループ討議で喧々諤々の議論を交わした。
久しぶりの開催とあって、参加者の生き生きした取り組みが目立った集会であった。
関西労災職業病2024年9月558号
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