エイジフレンドリーガイドライン(高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン)を厚生労働省が公表 2020/3/16
「エイジフレンドリーとは「高齢者の特性を考慮した」を意味する言葉で、WHOや欧米の労働安全衛生機関で使用されています。」(厚生労働省HP)
好むと好まざるにかかわらず高年齢労働者が増加し、今後もその流れは続く。こうした状況に対処するためのガイドラインが公表された。厚労省いわく、
「ガイドラインは、高年齢労働者の就労が一層進み、労働災害による休業4日以上の死傷者のうち、60歳以上の労働者の占める割合が増加すると見込まれる中、高年齢労働者が安心して安全に働ける職場環境の実現に向け、事業者や労働者に取組が求められる事項を取りまとめたものです。
厚生労働省は、今後、ガイドラインの普及のための周知セミナーや関係機関・団体による中小企業に対する個別コンサルティング、中小企業事業者に対する補助事業(エイジフレンドリー補助金(競争的間接補助金))などの各種支援によって、高年齢労働者が安心して安全に働ける職場環境づくりを推進していきます。」
「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン 概要」によれば、「労働者千人当たりの労働災害件数(千人率)では、男女ともに若年層に比べ高年層で相対的に高い。(25~29歳と比べ65~69歳では男性2.0倍、女性4.9倍)」と記されている。若年層と高年層での職種分布の違いでどうなのかはわからないが、全体でみれば、高年層は若年層の2倍以上という。
けっこうなことだが年齢層にかかわらず、フレンドリーでありたい。
関連ページには改善事例やチェックリストも紹介されており、職場で活用できるものがあるのではないかと思う。
絵に描いた餅にならないための職場の取り組みこそが大事だ。
<本件の関連ページ>
「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」(エイジフレンドリーガイドライン)を公表します
■別添資料1 高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン 概要