控訴せず原告勝訴判決確定。三星化学工業職業性膀胱がん多発損害賠償裁判
オルトトルイジンによる職業性膀胱がんが多発した三星化学工業福井工場に被災労働者4名が、会社を相手取り総額3360万円の損害賠償を求め2018年2月28日に提訴して闘ってきた裁判でについて福井地裁(武宮英子裁判長)は5月11日、会社に対して総額1155万円の支払いを命じる原告勝訴の判決を言い渡していたが、被告会社・三星化学工業が控訴せず、原告も控訴せず、原告勝訴判決が確定した。
職業がんをなくす患者と家族の会 世話人事務局長で化学一般関西地本の堀谷昌彦氏は「判決後、会社に対して、今後の再発防止や謝罪の表明などを要請しているが、返答がなく、控訴しないということであったとしても、記者会見も開かれていない。今後も会社に対して誠実な対応を求めていく。」としている。
三星化学工業は、一刻も早く現場労働者、労働組合に対して誠実に向き合わなければならない。
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