関西労働者安全センター第41回総会開催/大阪

2月24日に第41回総会を開催した。冬になり新型コロナウィルスの感染が更に拡大し、緊急事態宣言が発令される中、初めてZOOMを使用したインターネット上総会とした。長時間のZOOMでの通信は体力・集中力の継続が難しいと考え、記念講演はなしで、総会のみ行った。

運営協議会では対面とZOOMの併用で実施してきたが、参加者もZOOMに大分慣れたようで、通信による問題は特になく、行うことができた。

昨年はやはり、生活、労働、全ての場面で新型コロナウィルスが影響を及ぼした1年だった。働き方もいろいろ変化があり、安全衛生の課題も新しい問題が発生した。

感染症対策で奨励されたテレワークでは、これまでと違った安全衛生対策が必要である。非正規労働者に在宅勤務を認めないという差別があったり、在宅勤務での労働時間管理の問題、仕事上の連携が取れなくなったり、精神的な負担が増加したりと次々に新たな課題が発生した。

センターの活動も、影響を受けてやや縮小した1年だった。労組との安全パトロールや学習会の開催が見合わされ、海外との交流も控えることとなった。

一方で、ZOOM等を使用した交流は、遠く離れた会員とも気軽に行うことができ、今後、学習会などへの活用が期待できる。2021年度もコロナの影響下、活動の制限もあるかと思うが、粘り強く活動を続けていきたい。

関西労災職業病2021年3月31日