死ぬまで元気です 13 胸膜中皮腫患者の前向き一辺倒-闘病記-余命2年と言われて5年目を生きる 右田孝雄

こんにちは、 中皮腫サポー トキャラバン隊で日々日本中を駆け回りながら、 2週間に1度オプジーボを継続中です。途中すったもんだしながらも頑張って現在15回目を投薬いたしました。
さて、 私が栗田英司さんと共同代表を務める「中皮腫サポートキャラバン隊」ですが、4月6日に静岡県男女共同参画センター「あざれあ」にて初の主催イベント「中皮腫サポートキャラバン隊in静岡」 を開催しました。 静岡県は栗田さんの生まれ故郷で、 以前からキャラバン隊で行きたいねと言っていた場所なんです。 栗田さんが静岡県立病院に入院していることもあり、 静岡なら栗田さんも講演が可能ということで、一月前に企画し急遽実施にこぎ着けました。
準備期間が一月ということもあり、 開催場所、懇親会会場、事前準備などにたくさんの協力を得てどうにか当日を迎えることができました。 周知もほとんど私のブログと中皮腫ポータルサイト「みぎくりハウス」で行なっただけでしたので、 集客はスタッフを入れても40人来ればいいところだろうと最大63人の部屋を取っていたのですが、受付を始めてびっくりでした。なんと開始前には60人を超していて、 最終的に中皮腫患者 15人を含む64人もの方々が参加してくれました。
体調を考えて一時外出で病院から駆けつけた栗田さんには、 最初に好きなだけ話して下さいと伝えていたのですが、 実に40 分も立って話され、彼の闘志を感じました。病院で療養しているときには考えられない目の輝き、そして頭の回転力、聞き手を引きつける話し方は元気な時を彷彿させるものでした。 途中で「座って」とジェスチャーを送ってもお構いなしにどんどん話を進める辺りは、 彼のこだわりさえ感じました。
「アスベスト被害・中皮腫患者の生き方」という題名で、 (1) 自分自身の心に芽生えた気持ち、 (2)中皮腫患者特有の困難、(3)目標設定を工夫する、 (4)キャラバン隊活動をどのようにとらえるか、 (5)最期に、 という順にここ数年での闘病中での栗田さんの心境の変化や状況、 今後のことを自らの集大成のようにお話しされ、 終わったときには参加者から惜しみない拍手が送られました。私は栗田英司という人間と出会えたことでここまで来れたと思っています。 私にとって彼はまさに人生最高の相棒です。 これからもゆっくり療養してもらいながら色々やりたいことを一緒にやっていきたいと思います。
(2019/05_499)
https://ameblo.jp/tigers-1105/entry-12452470823.html